美容室向けスポットバイトなら

スポットバイトを探す よくあるご質問 求人掲載

美容室向けスポットバイトなら

びすけっとリンク

TOP

美容室のスタッフ教育において押さえておくべき4つのポイントを紹介!

コラム

タイトル画像

「以前と同じ教え方では通用しない……」

「厳しくすると辞めるし、優しくすると育たない……」

スタッフ教育において、このような悩みを抱えるサロンオーナーは少なくないでしょう。

とはいえ、今の時代に合ったスタッフ教育を導入しなければ、サロン経営が立ち行かなくなるおそれがあります。

この記事では、サロンオーナーや指導に携わる美容師に向け、スタッフ教育において押さえておくべき4つのポイントを紹介します。

 

美容室の教育環境が抱える3つの課題

慢性的な人材不足が続く美容業界では時代に合った教育方法を取り入れ、離職を回避する対策を講じつつ、効率的にスキルや知識を修得させる必要があります。

そのためにまずは、美容室の教育環境が抱えている3つの課題を解決しなければいけません。

3つの課題の詳細については、以下に解説します。

 

練習時間の確保と労働基準法

サロンの営業後にスタッフが練習するケースが多いですが、営業で疲れた後で練習に取り組むため、コンディションが良いとはいえません。

以前は「自分の技術を磨くため」といった意見もありましたが、労働時間外の練習は効果的ではない上、「ブラックな業界」と言われる要因の一つです。

また、営業時間外の練習の強要は、労働基準法に抵触するおそれもあります。

 

人材不足と離職への配慮

文部科学省が公開する「令和4年度 学校基本調査」によると、令和4年度の美容専門学校の入学者数は2万0,076人です。

令和3年の入学者数は2万0,003人で14年ぶりに2万人台の大台に乗りましたが、令和3年度末時点で全国にサロンは26万4,223軒あり、美容学生とサロンの施設数のバランスが悪い状況が続いています。

加えて美容業界は離職率が高いことから、深刻な人材不足に陥っています。

サロン経営を成長・維持するには、人材不足と高い離職率に配慮した対策が不可欠です。

参照データ 文部科学省 「令和4年度 学校基本調査

 

教育方針の刷新

以前は「技術は見て学ぶもの」や「教わる立場だから給与や労働環境は悪くて当然」といった考え方も見受けられました。

しかし、そのような業界には人材が定着しないばかりか、これから志す人も減少するでしょう。

自身が教育を受ける立場だったころに感じた不満や経験を活かし、今の時代に合った教育方針に刷新することが求められています。

 

美容室のスタッフ教育において押さえておきたい4つのポイント

美容室のスタッフ教育を考える際に、下記の4つのポイントが重要になります。

  • サロンコンセプト
  • 教育カリキュラム
  • 教育プラン
  • 合格基準

それぞれのポイントについての解説は、以下のとおりです。

 

サロンコンセプトを明確に

「何を大切にしているか」というサロンコンセプトを明確にすることが、スタッフ教育において重要になります。

なぜなら、サロンコンセプトが明確になることで、スキルや知識を修得する目的が明確になるからです。

例えば毛髪ダメージに配慮した施術やケアに重きを置くサロンであれば、毛髪理論やケミカル知識に関する教育に充てる時間が多くなるでしょう。

目的がはっきりしないまま薬剤の成分やpH、毛髪理論について教えられても、効率的な学習はできません。

ダメージを極力抑えるためにケミカル知識や、毛髪理論に基づいた施術が重要なことを理解できれば、その後の学習にも能動的に取り組めるため効率的な修得が見込めます。

 

教育カリキュラムを確立

教育カリキュラムを確立すると、どのような順序で学習を進めるのかが分かります。

地図がある方が短時間で効率的に目的地に着くように、学習のルートが確立されている方が短時間で効率的に修得できるでしょう。

 

効率的な教育プランを立てる

営業後に疲れた状態でダラダラと練習しても、技術は身につきません。

むしろ変な癖がついて、修正に余計な時間を要するケースもあるでしょう。

曜日や時間を限定し短時間で集中して練習に取り組んだり、閑散期や暇な日には営業時間内に練習する時間を確保したりするなど、効率的な教育プランを立てることが重要です。

 

合格基準の明確化

サロン内テストの合格基準は、明確でなければいけません。

すべての技術を数値化・言語化することは難しいですが、審査の基準にバラつきがあると練習や学習に向き合う際に迷いや不安が生じます。

効率的な学習の妨げになるため極力合格基準は明確にし、教育担当者による指導内容も均一にしましょう。

 

整った教育環境は求人活動の武器にもなる

就職するサロンを選ぶ際に、整った教育環境は重要な要素です。

整った教育環境は求人活動における魅力的な武器となるため、人材不足解消の対策になります。

美容業界の人手不足は深刻ですが従来の求人方法に加えて、美容師の派遣やスポットワークなどの新しい働き方を提供する求人媒体も普及しています。

ネット環境が整ったことによりサロンから情報発信しやすくなっており、幅広く求人媒体を活用し、教育環境を重視するサロンコンセプトを発信することで人材確保に向けた対策を講じられるでしょう。

 

4つのポイントを押さえて教育環境の改善を図る

スタッフ教育における重要なポイントは、下記の4つです。

  • サロンコンセプトを明確に
  • 教育カリキュラムを確立
  • 効率的な教育プランを立てる
  • 合格基準の明確化

「このサロンで働き続けたい」や「このサロンで学びたい」と思われる環境づくりに取り組む際には4つのポイントを押さえつつ、教育の方針やカリキュラムの改善を図ってみてはいかがでしょうか。

 

ライター:ティム(美容師歴20年、現在はフリーランス)

 

#美容室アルバイト #美容師アルバイト #美容師のスポットワーク #びすけっとリンク #ビスケットリンク #びすけっとりんく