美容師アシスタントとして毎日店頭に立つ中で、「明日はなにを着ていこう」と、服装選びに悩む人も多いのではないでしょうか?
アメリカの心理学、アルバート・メラビアンが『第一印象は見た目が55%(メラビアンの法則)』と提唱したように、お客様はあなたの印象のほとんどを見た目で判断しています。
本記事では、お客様から見た印象の良い服装選びのポイントについて解説。
また、「こんな服装は避けたい」という注意事項についても紹介していますので、ぜひ今後の服装選びの参考にしてみてください。
美容師アシスタントの服装はどうしたらいいのか?
結論からいえば、美容師アシスタントの服装に「絶対にこうでなきゃいけない」というルールはありません。
しかしある程度の常識やちょっとしたドレスコードのようなものはあり、今回はその中でも特に大事な3つのポイントについて解説していきます。
①清潔感がある
美容師アシスタントの服装でもっとも大切なのが「清潔感」。
お客様を美しくするための美容室ですから、そこにいる美容師は常に美しく清潔であるべきです。
ここでいう”美しい”とは、ただ単に「お洒落である」とか「メイクが上手い」ということではなく、お客様があなたに触れられても不快感がないという美しさのこと。
服に汚れやシワがないか、靴が綺麗に磨かれているか、爪が綺麗に整えられているか、香りは強すぎないかなど、出勤前によく確認しておきましょう。
②個性的すぎない
服装に決まりがないとはいえ、自分の趣味嗜好を優先した個性的すぎる服装は避けるのが無難です。
例えばサラリーマンがスーツを着るように美容師は接客業であるということを念頭に置いて、仕事とプライベートの服装はある程度分けておく必要があります。
自分の好みより、来店するお客様から見た印象を重視した洋服を選ぶのがベストです。
③お店の雰囲気に合う
コンセプトや、来店するお客様の年齢層など、お店の雰囲気に合った洋服選びも重要です。
例えば銀座の一等地にある美容室。
来店するのは40〜50代のマダム達。
そんなお店でダメージデニムに古着のTシャツ、サンダルといったラフな格好で出勤したら、少し浮いてしまいますよね。
このように、お店の立地やお客様の雰囲気によってある程度のドレスコードは存在します。
お店そのものの品位を保つためにも、ぜひ意識したいポイントのひとつです。
美容師アシスタントの服装は2つの視点で選ぶのがおすすめ
美容師アシスタントはお客様から見た印象を重視した服装と、仕事中の動きやすさなどを重視した自分目線での服装、2つの視点で選ぶのが良いとされています。
それぞれポイントについて、具体例をあげながら解説していきます。
お客様から見た服装選びのポイント
まずは、お客様から見て印象が良いと思われる服装選びのポイントをまとめました。
- 清潔感がある
- 自分のヘアスタイルが活きる
- 適度にトレンドアイテムを取り入れる
- 自分に合ったサイズ感
- 着回しが効くアイテムを選ぶ(小物やアクセサリーで工夫)
やはり一番大切にしたいのは、先ほども紹介した「清潔感」です。
清潔感を根幹に置いて、トレンドアイテムや最新のヘアスタイルをファッションに取り入れることにより、あなたを見て「指名したい」と思ってくれるお客様も増えるでしょう。
また、自分に合ったサイズ選びも重要なポイント。
あえてビッグサイズを取り入れて着こなすファッションもありますが、身長だけでなく自分の体格や骨格を知り、サイズを選ぶだけでも見た目の印象が大きく変わります。
しかし、制服と違って私服を毎日着こなす必要がある美容師。
同じ服を着て出勤し続けるわけにもいかず、「また服を買わなきゃいけないの?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そんなときは、是非小物を使った着回しやアレンジを実践してみてください。
少ない服でもアクセサリーなどで雰囲気を変えることで、全く違った印象に魅せることができますよ。
仕事がしやすい服装選びのポイント
次に美容師アシスタントの仕事のしやすさに着目した服装選びについて、ポイントを解説していきます。
- カラー剤やパーマ剤などで汚れにくい色を選ぶ
- 快適な素材を選ぶ
- 動きやすいデザイン
美容師という仕事柄、カラー材やパーマ剤による汚れは避けて通れないもの。
なるべく汚れが目立たないように、色選びを工夫したり、場合によってはエプロン着用したりといった配慮が必要です。
万が一汚してしまった場合に備えて、予備の着替えを用意しておくのも良いでしょう。
また、動き回る機会が多い美容師は季節を問わず汗をかきやすいので、速乾性のある服や通気性の良い服を選ぶのもポイント。
デザインがおしゃれすぎて手を動かしにくかったり、袖が邪魔になったりすると仕事がしにくいので、動きやすいデザインを選ぶのも大切です。
服装選びに迷ったら雑誌やSNSを活用しよう
ポイントは理解できても「実際どのようにコーディネートを組んだら良いの?」と迷ってしまいますよね。
このように着回しに悩んだり、ファッションに自信がなくて困ったりした場合は、ぜひSNSを活用してみてください。
美容師アシスタントのモデル探しなどでinstagramやThreadsを活用している人も多いと思いますが、SNSはトレンドファッションを学べるツールとしても大活躍。
同業のおしゃれな人や芸能人など、お気に入りの人を見つけて服装選びの参考にしてみてください。
美容師アシスタントの服装の注意点
ここまで美容師アシスタントの服装選びについて解説してきましたが、最後に「これだけは避けたい」という注意事項について解説していきます。
お洒落で清潔感ある服装を選べば基本的にドレスコードなどはなく自由ですが、以下の3つのような服装には注意が必要です。
- ミニスカートやショートパンツ
- サンダルや高いヒール
- 真っ白な洋服
美容師は立ったり座ったり、とにかく動く機会が多い職業。
ミニ丈のスカートやパンツは動きが制限されてしまうので、避けた方が良いでしょう。
またサンダルやヒールは避けて歩きやすい靴を選んだり、カラー剤やパーマ剤で汚れにくい色味を選んだりすると仕事中も快適です。
まとめ
本記事ではお客様から見た印象の良い服装選びのポイントや注意事項について解説しました。
- 美容師アシスタントの服装に「絶対にこうでなきゃいけない」というルールはない
- 清潔感があり、個性的すぎず、お店の雰囲気に合った服を選ぶのが良い
- 美容師アシスタントの服装で最も重視したいのが「清潔感」
- 適度にトレンドアイテムやヘアスタイルをファッションに取り入れる
- 服装選びに迷ったら雑誌やSNSを活用する
美容師の服装に決まったルールこそないものの、美容師アシスタントは「お客様からの印象」「仕事のしやすさ」の2つを加味した服装選びが重要であるということがわかっていただけたと思います。
ただ単にお洒落であれば良いわけでなく、服装もお客様への気遣いや思いやりが大切なのですね。
技術同様、美容師アシスタントは服装も常に学んで改善し続ける努力が大切。
「ファッションに自信がない」という方も、本記事が毎日の服装選びの参考になれば幸いです。
ライター:真篭あやか(ブロガー/30代で2児ママ)
ママになったことをきっかけに、10年間の会社員員生活に別れを告げフリーランスに転身。
美容・ファッション・仕事・お金…『20〜30代がリアルに気になっていること』をピックアップした最新情報を発信しています!
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