市場の変化は激しくなり、さまざまな技術やツールが登場しているため、美容室経営における集客方法も変化しています。
紙媒体などのオフラインでの宣伝活動は縮小し、オンラインでの集客活動が活発になっているため、時代に合わせた対応をしなければ成果は上がりにくいでしょう。
宣伝や情報発信の主戦場となったオンライン上の3つのツールについて解説し、美容室の集客力アップにつながるノウハウを紹介します。
新規顧客の獲得は難しくなっている
新規顧客の獲得が難しくなっている背景には、美容室の施設数の増加と日本の人口減少が挙げられます。
これまでと同じような取り組みでは成果が上がりにくくなっているため、より慎重に活用する媒体や導入するツールを選ぶ必要があるでしょう。
それぞれの背景についての解説は以下のとおりです。
ついにサロン施設数は26万軒を突破
美容室の施設数は2021年(令和3)年度末時点で26万4,223軒を突破しました。
これは日本全国にある信号機20万7,057基より多く、都市部では過密傾向が顕著です。
厚生労働省 「令和3年度衛生行政報告例の概況」
人口減少は歯止めがかからない
美容室の施設数と反比例して減少しているのが、日本の人口です。
統計開始以来、初めて年間出生数が80万人を割り込み、一方でその倍の人数が亡くなっていることから人口減少の歯止めがかからない状況に陥っています。
数が増えすぎたサロンが、少ない牌を取り合っているのが美容業界の実情です。
厚生労働省 「令和4年(2022) 人口動態統計(確定数)の概況」
集客力を高めるための3つのツール
時代に合った集客力を高めるためのツールとして、下記の3つが挙げられます。
- オンライン広告媒体
- SNS
- サロンのホームページ
それぞれのツールのメリット・デメリットについての解説は、以下のとおりです。
オンラインの広告媒体
美容室の広告媒体は、紙などのオフラインからオンラインに移行しました。
地域やターゲットの客層、サロンコンセプトによってさまざまな選択肢があります。
また、紙媒体に比べて閲覧数やユーザーの属性などの詳細な分析が可能なので、広告効果の検証や改善の精度が高く、成果につながりやすい点がメリットです。
ただし、成果が見込まれる広告媒体ほどコストがかかる傾向にあります
SNS
情報収集のためにSNSを利用している人口が多いので、X(旧Twitter)やインスタグラムなどのツールは集客力アップに有用です。
費用をかければ成果が上がるまでの時間を短縮できますが、費用をかけずに取り組むことも可能なのでコスト面でも優れています。
画像や動画を容易にアップでき、美容室の取り組みや提供するスタイルを発信して認知度の向上を図れます。
しかし、ネットリテラシーを身につけておかなければ炎上のリスクもあり、逆に経営にダメージを受けるおそれもあるでしょう。
サロンのホームページ
美容室を知ってもらうきっかけとしてSNSは有用ですが、あくまでもきっかけであり、ユーザーは興味を持つとホームページを検索して利用するかを判断します。
ホームページの作りが簡素であったり、更新を怠っていたりするような美容室は、せっかくホームページを閲覧してもらえるところまで興味を持たれても、来店には至らない可能性が高くなります。
美容室の信用度にも影響するため、ホームページの作りや情報の鮮度には十分に配慮しましょう。
また、SNSで発信した情報のアーカイブとしても、ホームページは有用です。
間口を広げるためにもデジタルツールの導入は有用
興味を持ったユーザーに来店を促すために、デジタルツールの導入は有用です。
特に機会損失を避ける上では、オンライン予約システムの効果は大きいでしょう。
業務の効率化にもつながるデジタルツールを以下に解説します。
オンライン予約システム
電話応対のみで予約を受け付けると、営業時間外の対応は難しくなります。
一方、オンライン予約システムであれば、24時間365日対応可能です。
また、無断キャンセルや予約忘れを防ぐメール配信機能を備えたシステムもあるので、利益の確保やスタッフの負担軽減においても期待できます。
デジタルツールが業務改善につながる
予約応対や在庫管理、顧客管理などの業務はデジタルツールによって効率化できます。
業務の負担を軽減させることは、労働環境を改善する上でも有用です。
長く人手不足が続く美容業界では、労働環境の改善と働き方改革への取り組みが喫緊の課題となっています。
従来どおりの雇用形態だけではなく、派遣契約や業務委託契約などの多様性のある働き方の導入も検討する必要があるでしょう。
特に「休眠美容師」と呼ばれる美容業界から離れた人材を呼び戻すための対策としても期待されているスポットバイトのような新しい働き方は、人材確保におけるスタンダードになる可能性があります。
美容室と美容師、双方が無料で利用できるサービス「びすけっとリンク」も提供されており、低コストで取り組める求人活動としても有用です。
サロンと美容師のスキマ時間を埋める「美容師スポットワーク・バイト」
- 求人かけても中々集まらない
- 教えて育ててもすぐに辞めてしまう
- 採用コストが高すぎる
- 人件費が高騰していて苦しい
採用に悩んでいる上に、不規則な人をフルタイムで雇用するのに戸惑うサロン様もいらっしゃると思います。
そんなサロン様には美容師スポットワーク・バイトが有効です。
- 予約のある時間帯だけ
- いつも忙しい午前中だけ
- 日曜日3時間だけ
などサロンの都合に合わせて募集ができます。
また募集できるスキルもスタイリストから、シャンプーしかできないJrアシスタントまで幅広く募集が可能です。
サロンの要望に合わせて募集することで、ハイスペックな方を無駄に高額で雇う必要がなく余計な出費を抑えることにも繋がります。
初見の方は最初掃除やサポートをお願いし、継続してお願いしているうちに技術や人となりも見えて安心して任せられるようにもなります。
スポットワークにはどんな人が来るの?
ケースによりますが、登録者の多くは美容師免許を取得している元美容師の方が多いのが特徴です。
現役アシスタントが副業でされてる方
結婚出産で一時的にサロンを離れた方
腰痛や手荒れで一時的に美容師を離職してる方
転職先の美容室を探しながら副業でされてる方
等様々な方がいらっしゃいます。
スポット美容師なら登録・利用が無料のならびすけっとリンク
びすけっとリンクは美容師スポットバイトのマッチングに特化しており、しかも登録も利用も無料です。
ちなみに良い人に巡り会え双方の合意がございましたら、そのまま就職されても結構です。
びすけっとリンクは特に関与いたしません。
びすけっとリンクがサロンと美容師さんの良い出会いの場になればと考えております。
集客力はオンラインツールの活用方法次第
美容室の集客力は、サロンコンセプトやターゲットの客層に合ったオンラインツールを上手に使えるか否かが大きく影響します。
オンラインの広告媒体やSNS、ホームページなどを総合的に活用してユーザーに来店を促しリピートにつなげましょう。
ライター:ティム(美容師歴20年、現在はフリーランス)
#美容室アルバイト #美容師アルバイト #美容師スポットワーク #美容師スポットバイト #びすけっとリンク #ビスケットリンク #びすけっとりんく