技術職である美容師は、数日休むと勘がにぶることがあります。
出産や育児で長期間サロンワークから離れたママさん美容師はさらにブランクが長くなるため、復帰の際のハードルになるでしょう。
この記事では、ブランク明けのママさん美容師がスムーズにサロンに復帰する5つの方法を紹介しています。
講習やアカデミーで勘を取り戻すのは必須
サロンに復帰する前に講習やアカデミーで勘を取り戻し、最新の美容情報に触れておくことが必須です。
ブランク前とスキルレベルは変わらないとたかをくくると、実際には勘がにぶっていた場合にクレームなどのトラブルにつながる可能性があります。
結果、復帰したサロンでの立場も危ぶまれます。
トラブルを回避するために、ワークショップ型の講習で勘を取り戻しておきましょう。
また、ブランクに対して強い不安を抱いていたり、一から学び直す機会にしたりするならアカデミーも有用です。
講習に比べて期間と費用が必要になりますが、体系的なカリキュラムで総合的にスキルと知識を修得できます。
また、トレンドや薬剤は移ろいやすくなっています。
サロンワークから離れる前とは流行が変わっていたり、新しい薬剤が発売されていたりするでしょう。
情報をアップデートしておくためにも、講習やアカデミーの受講が必要です。
【美容師に復帰する方法①】子育てに理解のあるサロンを選ぶ
美容師を含む区分の有効求人倍率は3.33倍です。
(参考資料:厚生労働省「一般職業紹介状況 令和4年11月分」)
サロンに就職したい人の3倍以上の人材をサロンは求めています。
美容学校の新卒や転職希望者では求人に追いつかないため、サロンから離れた「休眠美容師」が注目されています。
「休眠美容師」の中には出産や育児でサロンから離れた人も多く、ママさん美容師としてサロンに戻りやすい環境づくりが人材不足の解決策の1つとして挙げられているのです。
サロン内や併設した施設に託児所を設けて、ママさん美容師が働きやすいように環境を整えているケースもあります。
スタッフだけではなく、顧客も託児所を利用できることで、ほかのサロンとの差別化にもつながります。
時短勤務や子どもの急なお迎えに柔軟に対応できる制度を採用するなど、ママさん美容師が働きやすい設備や環境を整えているサロンを選ぶことが、子育てと美容師の両立のポイントです。
【美容師に復帰する方法②】指名制度のないサロンを選ぶ
指名制度のないサロンは、サロンワークに穴をあけてもスタッフがフォローし合うことで対処できます。
そのため、急なお迎えの要請があっても対応できるので、ママさん美容師が復帰するサロンとして適しています。
指名制度のないサロンは主に、「カット専門店」と「カラー専門店」の2つです。
専門サロンは施術内容が限定されているため、ブランク明けで複数の施術をこなすのは不安な場合にも適しているでしょう。
【美容師に復帰する方法③】福祉美容師になる
福祉美容は、介護施設や老人ホームへ訪問して施術する「訪問美容」の一種です。
福祉施設の増加とサービスの充実を図ることを背景に、普及が進んでいます。
移動式のシャンプー台やセット面、または内装を改造した移動理美容車で施術するため、サロンワークとは勝手が異なり、慣れが必要です。
また、体の不自由な人への接客など、福祉としての美容を考えなければいけません。
美容業界としては新しい分野であり、課題点もあります。
しかし、高齢化が進む中、「福祉美容」の需要が高まることが予想され注目を浴びています。
【美容師に復帰する方法④】「面貸し」でフリーランスとして活動
スキルと集客力に自信があるなら、「面貸し」でフリーランスとして活動するのも選択肢に入るでしょう。
セット面1台に月額料金を払うか、売り上げの何割かを納める制度を採用している「面貸し」。
出勤日数や勤務時間は自分次第です。
送り迎えや急なお迎えも自分の判断で行えます。
予約を美容師側の都合でキャンセルする場合は失客の可能性があり、クレームの責任を負う必要もあります。
【美容師に復帰する方法⑤】「美容師スポットバイト」を活用
美容師に復帰したいけど、勤務できる時間が不安定なケースに有用なのが「美容師スポットバイト」です。
美容師の新しい働き方として注目されている「スポットワーク」は、サロンが指定する日時のサロンワークにスポット的に参加します。
基本的に単発の求人になるので、時間を確保できた時だけ利用できます。
また、さまざまなサロンワークを体験できるため、本格的にサロンに就職する際の下調べとしてのメリットもあるでしょう。
サロンの空気やスタッフ間の人間関係は、実際に働いてみなければ分かりません。
働き始めて後悔したり、失敗に気づいたりすることもあるでしょう。
事前にサロンワークを体験できる「スポットワーク」は、このようなトラブルの回避にもつながります。
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自由な勤務を希望するなら「美容師スポットバイト」
育児や家庭の環境によっては、勤務可能な時間が不規則な場合もあるでしょう。
また手始めに、少しだけ勤務してみたい
サロンの感覚に少しずつ慣れていきたいなどと考えることも多いと思います。
働ける時間が定まっていなければ、パートや専門サロンに勤めることも難しくなります。
勤務可能な時間が不規則なケースに有用なのが「美容師のスポットバイト」です。
「美容師のスポットバイト」は、サロンが指定する日時のサロンワークにスポット的に参加する新しい働き方です。
美容師の単発のアルバイトのような働き方なので、働ける時間が不規則な場合に適しています。
求められるスキルは募集要項に記載されており、ブランクが不安であればアシスタント業務から勘を取り戻すとスムーズにサロンワークに復帰できるでしょう。
美容師のスポットバイト、スポットワークとは?
美容師スポットバイトとは、都合が良い時間だけ自分が行ける日だけ依頼されたサロンで短時間の美容師業務をすること。
雇用ではない今注目の短時間ワークなので、空き時間を上手に使った勤務が特徴です。
例えば
- 休日に数時間だけ
- 夜型のサロンで閉店まで
- 半休を取って午前中だけ
など、色々な働き方が特徴の美容師スポットバイト・スポットワークです。
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応募要項に応じてシャンプーのみOKや、ブロー・ワインディング必須など技術に応じた応募(相談)ができるため、ブランクを埋めるにはちょうど良いかもしれません。
しかもスポットバイトなら、通常より時給が高めのお店が多いことも注目です。
美容師スポットバイトは技術や知識の向上にも役立つ
勤務先以外のサロンに出入りできるということは、沢山の美容師の技術や接客を間近で見ることができ、様々な薬品に触れる機会があるということ。
これは講習会などでは得られない生きた技術やコツに触れる貴重な体験にもなります。
「気になるサロンで就業体験ができた」「 普段の職場とは違う環境でこれまでにない経験を積むことができた」という声も聞かれ、自分がどんな仕事でやりがいを感じるのかを再確認できる良い機会になっているそうです。
美容師が副業として「スポットワーク」に取り組む3つのメリット
ママさん美容師はサロン選びが重要
スタイリストだった美容師が、ママさん美容師としてサロンに復帰する際には、サロン選びが重要です。
・子育てのサポートに力を入れているサロン
・指名制度がなく、スタッフ同士でフォローし合えるサロン
・普及が進む福祉美容 ・自由度の高い「面貸し」
・メリットが豊富な新しい働き方「スポットワーク」
美容業界は慢性的な人手不足であり、ブランクのある美容師も求められています。
資格と培った技術を活かすなら、紹介した復帰に適したサロン選びのポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか。
ライター:ティム(美容師歴20年、現在はフリーランス)
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