- 美容師は給料が低すぎる
- 拘束時間が長い
- スタイリストになるまでの期間が長い
と言われていますが、実際のところどうなのでしょうか?
国家試験に合格すれば美容師免許を取得できますが、実際に活躍するまでは約2〜3年間アシスタントしての修行が必要で、確かにその間の給料は決して高いとはいえません。
この記事では、美容師アシスタントの給料が安い理由・仕事内容・スタイリストになったその後のキャリアについて解説しています。
「最短でスタイリストになりたい」と思っている方は、是非最後までお読みください。
美容師アシスタントの給料は安い!その理由は?
美容師アシスタントの給与は、地域によって異なりますが平均14〜16万円ほどです。
厚生労働省が実施している「賃金構造基本統計調査(企業規模10人以上を対象とした2009〜2019年をまとめたデータ)」によれば、美容師の平均月収は約24〜25万円ほどと言われており、スタイリストになっても低い傾向にあります。
とは言え、アシスタントと比べれば雲泥の差で美容師アシスタントにとってスタイリストが憧れの的であることは変わりありません。
では具体的に美容師アシスタントの給料が安い理由はどのようなものがあるのでしょうか?
理由①:アシスタントは固定給が基本だから
多くの美容室で取り入れられているのが歩合制。
指名料や物販(ヘアオイルやトリートメントなど)の売り上げによって給与が加算されるシステムです。
しかし、これら多くはスタイリストになってから適用されるもので、アシスタントは固定給が基本的。
アシスタントにも物販の歩合給をもうけているサロンもあるようですがあまり金額が高くなることは少なく、「固定給+固定残業代」であることがほとんどです。
決して高いとはいえない給与なので、アシスタント時代は生活のためにアルバイトを掛け持ちしている人の話をよく耳にします。
理由②:他業種と比べてボーナスが低いから
美容師の給与でも他業種と大きく異なるのがボーナス。
美容師のボーナスは平均6万円ほどと言われており、無いお店も多く薄給の原因はここにもあります。
保険代理店などで働く保険外交員と比較すると、労働時間の割に給与や賞与が少ないことがわかります。(下記表を参照)
|
美容師・理容師 |
保険外交員 |
実労働時間数/月 |
175時間 |
136時間 |
給与額/月 |
245,300円 |
290,700円 |
年間賞与 |
52,800円 |
537,900円 |
アシスタント時代もボーナスはもらえますが、金額はあまり期待はできません。
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美容師アシスタントの仕事内容とは?
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アシスタントの仕事は、大きく分けると「店内業務」と「サポート業務」の2つです。
まずは清掃など簡単な仕事から始まり、予約管理や会計といった店内業務に従事。
その後、シャンプー・マッサージ・スタイリストの補助といったサポート業務を任されるようになります。
スタイリストになるまでの道のり
スタイリストになるためには、いくつかのカリキュラムを経て技術を習得することを条件にしています。
アシスタントからスタイリストになるためにかかる期間の目安は、およそ2〜3年。
カリキュラムの例は以下の通りです。
スタイリストになるまでのカリキュラム(例) |
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1年目 |
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2年目 |
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3年目 |
(最低〇人以上などお店によって基準あり) |
これらの技術は、営業中だけでなく閉店後や休日を使ってみんな自主練習しています。
この時期は、「接客→シャンプー・トリートメント→先輩のフォロー」をひたすらに繰り返す毎日で、手荒れや先の見えない不安などいろいろな感情に悩まされるでしょう。
「給料が安い上に拘束時間が長すぎる…」と、辛さに耐えきれず、逃げ出したくなる日もあるかもしれません。
では、最短でスタイリストになるには、どのようなことを意識すれば良いのでしょうか?
美容師アシスタントが最短でスタイリストを目指す方法
アシスタントなら、「一日も早くスタイリストになって活躍したい」と思いますよね。
今はまだ、美容師として半人前なアシスタントではありますが、サロンにとっては貴重な戦力であり、「早くスタイリストとしてデビューして欲しい」とみんなが応援しています。
最短ルートでスタイリストデビューしたいなら、育成制度が整っている美容室に就職するのが一番です。
育成者の人間性はもちろんですが、学びのカリキュラムがきちんと「仕組み化」された美容室ほどアシスタントが早く育つ傾向にあります。
就職するサロンを選ぶ際は、求人に記載されているスタッフ育成環境にも着目し、最も自分が成長できそうだと感じたところを選びましょう。
また、「〇歳までにスタイリストデビューする」と具体的な目標を設定することで練習に対する意識も変わり、成長が早まります。
この前向きに練習を続ける、貪欲に知識を吸収することが最短でデビューするためには非常に大切なことです。
「どんなスタイリストになりたいか」「数十年後のライフスタイル」を日々思い描くことで、モチベーション維持にもつながります。
美容師アシスタントのキャリアアップについて
晴れてスタイリストになったその後は、ジュニアスタイリスト→スタイリスト→トップスタイリストというように、技術や経験に応じて美容師としてのステップアップが可能になります。
役職 |
給与の目安 |
アシスタント |
14〜16万円 |
ジュニアスタイリスト |
16〜23万円 |
スタイリスト |
20〜30万円 |
トップスタイリスト |
〜50万円以上 |
役職と比例して給与も上がっていき、店舗No.1のいわゆるトップスタイリストまで上り詰めると月50万円以上もらえるケースも少なくありません。
その後チーフやディレクタークラスを経て、自分のサロンをオープンしようと考える人も増えるでしょう。
経営者クラスになれば、年収1,000万円以上も夢ではありません。
そんな夢半ばのアシスタント時代は練習用ウィッグやカラー剤など、何かと自己負担の経費がかかり「頑張りたいけどお財布の心配が…」と不安になる気持ちもありますよね。
いつまでも学校で購入したハサミを使い続けるわけにもいきません。
先の未来よりも明日の生活が気掛かりになり、モチベーションが下がり始めてしまうのもこの時期です。
「収入を上げたいので副業も頭を過るけど、練習をして早く技術を身につけるのが重要なのもわかってる」
そんなあなたには休日を使った美容師スポットバイトがおすすめです!
アシスタント歓迎サロン多数!美容師のスポットバイト
一日も早くスタイリストになりたい
そのためには毎日の練習が欠かせない…でもウィッグ代もかかるしハサミも欲しい…
副業したいけど美容師以外の副業は…と悩みはつきませんね。
そんな方には美容師アシスタント歓迎の美容師スポットバイトをオススメします。
美容師スポットバイトはアシスタントを募集しているお店が多いので、アシスタントでも気兼ねなく応募できます。
美容師のスポットバイト、スポットワークとは?
美容師のスポットバイト、スポットワークとは、自分の都合が良い日時だけ依頼されたサロンに出向いて決まった時間だけ美容師をすること。
雇用関係はなくその日だけのスポットワークとなるためスキマ時間に働くことができます。
例えば
- 休みの日に数時間
- 仕事が終わった後に夜型のサロンで閉店まで
- 半休の時の午前中だけ
など、そんな働き方ができるのが美容師のスポットバイト・スポットワークです。
また子育てや介護など、決まった曜日時間で働くのが困難な方でも、ご主人が休みの日やご家族が協力してくれる時だけ気分転換も兼ねて美容師に戻ることも可能です。
美容師と美容室のマッチングなら、利用料無料の「びすけっとリンク」へ
登録も利用も無料のびすけっとリンクは美容師スポットバイトのマッチングに特化しており、しかも応募要項に応じてシャンプーのみOKや、ブロー・ワインディング必須など技術に応じた応募(相談)ができるため、アシスタントでも気軽に応募できます。
しかもスポットバイトなら、通常より時給が高めのお店が多いことも注目です。
美容師スポットバイトは技術や知識の向上にも役立つ
勤務先以外のサロンに出入りできるということは、沢山の美容師の技術や接客を間近で見ることができ、様々な薬品に触れる機会があるということ。
これは講習会などでは得られない生きた技術やコツに触れる貴重な体験にもなります。
「気になるサロンで就業体験ができた」「 普段の職場とは違う環境でこれまでにない経験を積むことができた」という声も聞かれ、自分がどんな仕事でやりがいを感じるのかを再確認できる良い機会になっているそうです。
美容師が副業として「スポットワーク」に取り組む3つのメリット
まとめ
今回は、美容師アシスタントの給料が安い理由・具体的な仕事内容・スタイリストになったその後のキャリアについて解説しました。
- 美容師アシスタントの給与は、地域によって異なりますが平均14〜16万円ほど
- 薄給のためアシスタント時代はアルバイトを掛け持ちしている人も多い
- アシスタントの仕事は、大きく「店内業務」と「サポート業務」の2つ
- スタイリストになるためにはカリキュラムを経て技術を習得することが条件
- アシスタントからスタイリストになるためにかかる期間の目安はおよそ2〜3年
- 最短ルートでスタイリストになるなら育成制度が整っている美容室に就職する
- アシスタント時代に副業するなら美容師スポットバイトがおすすめ
夢を追いかけて美容室に就職したもののなかなかスタイリストになれなかったり、給料が低くて落ち込んだりと悩みは尽きないものです。
「スタイリストは給料が高くて羨ましい」と思いがちですが、技術を教えるために時間を割いてくれたり夜遅くまで練習に付き合ってくれたりと、先輩たちも日々応援してくれているということを忘れてはいけません。
今回の記事は参考になったでしょうか?
この記事がなにかのきっかけになり、前向きに考えてもらえたら嬉しいです。
みなさんのスタイリストデビューを応援しています。
ライター:真篭あやか(ブロガー/30代で2児ママ)
ママになったことをきっかけに、10年間の会社員員生活に別れを告げフリーランスに転身。
美容・ファッション・仕事・お金…『20〜30代がリアルに気になっていること』をピックアップした最新情報を発信しています!
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