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美容師が勤め先を辞めるタイミングはいつ?トラブル回避のコツを紹介

コラム

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狭い美容業界、辞めた後もどこかで元スタッフに会う可能性が高いため、できれば円満に退職したいものです。

退職の意思を伝えるタイミングや理由次第では、トラブルを回避することは難しくありません。

この記事では、美容師がサロンを辞める理由トップ3や円満に退職するコツ、新しいサロンを探す際のポイントを紹介します。

 

美容師がサロンを辞める理由トップ3

美容師を含む「生活関連サービス業」の3年以内の離職率は50%以上です。

平成18年から31年の間で50%以下になったことはなく、令和3年3月卒の新規学卒者の離職率はすでに31%に達しています。

また、10年以内には90%以上の美容師が離職するといわれています。

離職の理由として挙げられるのが、「労働環境」と「収入」、「手荒れや腰痛」の3つです。

参照:厚生労働省 「新規学卒者の離職状況」 https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/001006183.pdf

 

労働環境が悪い

美容師の離職率を上げている要因の1つが労働環境の悪さです。

立ちっぱなしの長時間労働に加え、休憩時間も取れないケースがあり、休日の日数も多いとはいえません。

サロンの混み具合によっては、昼ごはんを食べられないまま営業の終わりを迎える場合もあります。

厚生労働省が発表する「美容業 結果の概要」によると、サロンの一月の平均定休日数は5.5日です。

土日祝日を定休日に定めている企業であれば、月8~10日は休日があるため、美容師の休日は少ないことが分かります。

定休日以外に交代で休みを取得する公休制度を導入しているサロンもありますが、繁忙期には取得できない問題を抱えています。

また、就業時間外に練習したり、休日に外部の講習に参加したりする機会も多く、データ以上に美容師の労働環境は悪いと考えられるでしょう。

参照:厚生労働省 「美容業 結果の概要」 https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei22/14-02.html

 

収入が低い

離職率の高い就職から3年以内はアシスタントであるため、賃金事情も芳しくありません。

厚生労働省が実施する「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概要」によると、美容師を含む「生活関連サービス業」に就く20~24歳の平均年収は207.6万円です。

国家資格が必要な業種としては高い年収とはいえません。

また、サロンワークに必要なハサミやコーム、グローブなどは自己負担の場合が多いです。

美容師用のハサミは10万円以上する場合も珍しくなく、なかには20万円を超えるハサミもあります。

労働時間が長い割には給料が低く、サロンワークやスキルアップに費やす金銭的な負担も多いため、美容師の離職率を上げる要因となっています。

参照:厚生労働省 「令和3年賃金構造基本統計調査」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/dl/05.pdf

 

手荒れや腰痛

手荒れや腰痛に悩む美容師は少なくありません。

薬剤に触れたり、シャンプーを繰り返したりすることによって手が荒れやすく、ドライヤーで手も乾燥するので、ひび割れや出血をする場合もあります。

手荒れが悪化すると強いかゆみも伴い、睡眠不足に陥るケースも珍しくありません。

施術中には中腰の姿勢になることから、美容師は腰痛に悩みがちです。

 

退職理由とタイミングが重要

体力や精神面で追い詰められるまで耐える必要はありませんが、退職の理由とタイミングは重要です。

なぜなら、サロンを移ったり、期間を空けて復職したりする際に、狭い美容業界では辞めたサロンの経営者やスタッフと顔を合わせる可能性が高いからです。

移った先のサロンでの人間関係に影響する場合もあるため、トラブルに発展しない辞め方を心がけましょう。

 

トラブルを避ける退職理由

サロンを否定する退職理由は避けるべきです。

「給料が低い」や「労働環境が悪い」といった退職理由は、本当であったとしても経営者は気分を害してしまいます。

サロンに対するネガティブな意見は伝えず、「体力的に続けることが難しい」などの自己都合を退職理由にしましょう。

 

最低でも1カ月前には辞める意思を伝える

法律上は14日前に退職の意思を伝えれば問題ありませんが、スタッフ人数によっては求人を出すケースも考えられるため、最低でも1カ月、できれば3カ月前に退職を申し出ましょう。

 

新しいサロンは慎重に選ぶ

移った先のサロンの労働環境や給与体制が良いとは限らないので、慎重に選ぶ必要があります。

以下の2点を押さえると、サロン選びに成功する可能性が上がるでしょう。

 

インターネットを活用

求人に掲載されている募集要項とは実態が異なるケースもあるため、広く情報を収集することが大切です。

サロンやスタッフがSNSに投稿している情報から、多くのことが分かります。

特に、スタッフが発信する情報には、サロンの実態が反映されます。

表立ってサロンを批判する投稿は珍しいですが、用いる言葉からサロンに対する感情が読み取れるでしょう。

スタッフが愛社精神を抱いているなら、労働環境が整っている可能性が高くなります。

 

スポットワークでサロン体験

SNSから得られる情報は、投稿者の主観が入っているため、自身の感じ方と異なる可能性があります。

労働環境や人間関係、サロン全体の技術レベルなどの実態を確実に知るには、サロンワークに参加する以外に方法はありません。

そこで有用になるのが「スポットワーク」です。

単発の派遣のような新しい働き方である「スポットワーク」は、慢性的な人材不足が続く美容業界に普及しつつあります。

ヘルプに行くような感覚で取り組めるため、サロンを移る前の下調べとして最適です。

 

円満に退職し、新しいサロン選びに注意する

勤めるサロンには、最低でも1カ月前、できれば3カ月前には辞める意思を伝え、円満に退職しましょう。

また、SNSとスポットワークを活用すると、移る先のサロン選びの成功確率が上がります。

勤めたサロンに配慮しつつ追い詰められる前に退職し、自身にとって働きやすい環境を探しましょう。

 

ライター:ティム(美容師歴20年、現在はフリーランス)

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