「休眠美容師」という言葉をご存じでしょうか?
休眠美容師は一度サロンに勤めたものの、美容業界から離れた美容師を指します。
美容業界が抱える問題である慢性的な人材不足の解決方法として、注目されているキーパーソンです。
本記事では、美容から離れた元アシスタントに焦点を当て、復職時のサロン選びのポイントを紹介します。
40代で元アシスタントでも需要がある理由
令和3年度末時点で全国に26万4,223件のサロンがあり、少し前のデータになりますが平成27年度末時点の美容師は50万4,698人です。
平均で1サロン当たりの美容師は2人未満となります。
1人で営業したり、数十人でサロンを運営したりするなど、サロンの規模によって適切な従業員の人数は異なるでしょう。
しかし、美容室はコンビニより店舗数が多いにもかかわらず、平均で1店舗当たりの従業員が2人未満というのは人材不足の深刻さを示しています。
年間2度実施される美容師試験の合格者数は約2万3,000人で停滞しており、美容学校の新卒者では人材不足の解消には至っていません。
そこで人材不足解消のために注目されているのが「休眠美容師」です。
一度美容業界から離れた人材が戻ってきやすい労働環境を整備する動きも進んでいます。
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参照:
厚生労働省 「一般職業紹介状況」(令和4年11月分)
厚生労働省 「美容業の実態と経営改善の方策」
厚生労働省 「令和3年度衛生行政報告例の概要」
公益財団法人 理容師美容師試験研修センター
スタイリストかアシスタントによってサロンの選び方が変わる
スタイリストまで務めたか、アシスタントのまま美容業界から離れたかによって、復職の際のサロンの選び方が変わります。
スタイリストまで務めた場合は、一度身につけた技術の復習になるので、短期間で勘を取り戻せるでしょう。
アシスタントのまま美容業界から離れたのであれば、復職するサロンで一から技術を学び直す必要があり、教育環境が重要になります。
アシスタントのまま美容業界から離れたのであれば教育環境を重視
教育環境を重視する際には、「カリキュラム」と「練習する時間帯」の2つのポイントに注意しましょう。
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カリキュラム
40代からの限られた時間で効率よくスキルを磨くためには、体系的なカリキュラムが必要です。
スタイリストまでにクリアすべき課程が可視化されたカリキュラムと、テスト時のチェック項目表が作成されているかを確認しましょう。
課程が可視化されていなければ、スタイリストに昇格するまでの計画が立てられません。
カラーやワインドに関するテストがいくつあるのか、カットは基本スタイルをいくつ修得してモデルカットは何人必要なのかなど、クリアしなければならない課程が明確であれば具体的なスケジュールが組めます。
テストのチェック項目表が用意されていない場合は、感覚でテストの合否が決まったり、採点基準が毎回違ったりする可能性があり、スタイリストに昇格するまでの期間の長さも不安定です。
カリキュラムやテストに関する情報は入手が難しいので、面接時にスタイリスト昇格までのプロセスについて質問しましょう。
練習する時間帯
早朝でも深夜でも練習できるなら問題ありませんが、家庭や子育てとの両立を目指す場合には練習する時間帯が重要になります。
練習が早朝や深夜に及ぶと、プライベートの時間が確保しづらくなるでしょう。
従来の美容業界は、営業の前後の時間を練習に充てるのが一般的でした。
しかし、営業時間外の強制的な練習は労働基準法に違反することに加え、労働環境の改善が人手不足解消の要であるため、営業時間内に顧客から見られない場所で練習が行われるケースも増えています。
どの時間帯に練習しているかを確認し、面接時にも質問しておきましょう。
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派遣や美容師スポットバイトも選択肢に入る
急がずゆっくりスタイリストになりたいのであれば、派遣や単発の依頼でサロンワークに参加するスポットバイトも選択肢に入ります。
サロンごとに技術や薬剤が異なるため覚える内容が増え、スタイリストまでの道のりは長くなりますが、幅広いスキルと技術を修得できるメリットもあります。
それぞれの詳細については、以下のとおりです。
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美容師の派遣
派遣美容師は、登録する派遣会社に勤め先のサロンに求める条件を提示できるので、あらかじめ時短勤務や休日取得の方法などの条件を伝えておけば、それに合ったサロンに派遣されます。
条件が多いほど、その条件を満たすサロンが見つかる可能性は低くなりますが、自分でサロンを探す手間を省けるでしょう。
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美容師スポットバイト/スポットワーク
美容師のスポットバイトに特化したサイトに登録し、条件に合うサロンと話を進めます。
代表的なスポットバイトのマッチングサイトとして「びすけっとリンク」が挙げられ、別の仕事をしながらでも美容業界に復帰できることがメリットです。
スポットバイトは時間に余裕がある時だけサロンワークに参加するので、ゆっくり現場に体を慣らしながら美容業界に復帰できるでしょう。
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美容師のスポットバイト、スポットワークとは?
美容師のスポットバイト、スポットワークとは、自分の都合が良い日時だけ依頼されたサロンに出向いて決まった時間だけ美容師をすること。
雇用関係はなくその日だけのスポットワークとなるためスキマ時間に働くことができます。
例えば
- 休みの日に数時間
- 仕事が終わった後に夜型のサロンで閉店まで
- 半休の時の午前中だけ
など、そんな働き方ができるのが美容師のスポットバイト・スポットワークです。
また子育てや介護など、決まった曜日時間で働くのが困難な方でも、ご主人が休みの日やご家族が協力してくれる時だけ気分転換も兼ねて美容師に戻ることも可能です。
美容師と美容室のマッチングなら、利用料無料の「びすけっとリンク」へ
登録も利用も無料のびすけっとリンクは美容師スポットバイトのマッチングに特化しており、しかも応募要項に応じてシャンプーのみOKや、ブロー・ワインディング必須など技術に応じた応募(相談)ができるため、アシスタントでも気軽に応募できます。
しかもスポットバイトなら、通常より時給が高めのお店が多いことも注目です。
アシスタントだったママさん美容師もスタイリストになれる
家庭のことや子育てとの両立を考える必要があるママさん美容師がアシスタントからスタイリストになるには、働き方と教育制度がポイントになります。
働く時間を確保できるなら、整った教育体制と子育てに理解のあるサロンが生活圏内にあるかを調べましょう。
時間と費用を確保できる場合は、アカデミーも選択肢に入ります。
子育て中は確保できる時間が不安定なケースもあります。
その場合は、講習と「スポットバイト」で技術と知識の修得を進めてみてはいかがでしょうか。
サロンと美容師のマッチングをサポートする「びすけっとリンク」が有用な選択肢の1つです。
サロン選びでスタイリストになるまでの期間が変わる
早くスタイリストになりたいのか、ゆっくりでいいのか、プライベートとの両立を目指すのかによってサロンを選ぶ基準が変わります。
効率よく技術を修得し、早くスタイリストになりたいのであれば、体系的なカリキュラムがあり、練習に注力しているサロンが適しています。
プライベートとの両立を目指すなら、時短勤務や営業時間内の練習などの労働環境が整ったサロンが適しているでしょう。
また、サロンに求める条件を提示できる派遣や、別の仕事をしながら徐々に美容業界に復帰できるスポットバイトも有用です。
スタイリスト昇格までの期間やプライベートとの両立などの目標を設定し、達成に近づけるサロンを探してみてはいかがでしょうか。
ライター:ティム(美容師歴20年、現在はフリーランス)
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