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美容室経営のPOSレジはどのくらい有能?特徴や機能を徹底解説

コラム

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さまざまな分野でDXやIoTが進んでいますが、美容室経営においてデジタル化が有効な業務はあるのでしょうか?

技術職であるため無縁だと思われがちですが、デジタル化によって業務効率が向上するのが顧客情報や在庫、予約の管理などです。

そして、これらの業務を一元管理できるシステム「POSレジ」は、多種多様なタイプが提供されています。

この記事では、サロン業務に特化したPOSレジの機能や相場、利用できる補助金について解説します。

 

POSレジには業務効率化につながる機能が豊富

「Point Of Sales」の頭文字を取ったPOSレジには、レジ以外に下記のような機能が搭載されています。

  • 顧客管理
  • 予約管理
  • カウンセリングの効率化
  • データ管理
  • 在庫管理

それぞれの機能についての解説は、以下のとおりです。

 

顧客情報の管理

顧客の氏名や住所などをはじめ、会話や施術の内容、薬剤のレシピを登録し管理できます。

紙媒体のカルテは客数が増えるほどスペースを圧迫し、予約や来店の際に取り出す手間と時間がかかります。

特にロットの配置は手書きでは手間がかかり、指名客の多いスタイリストにとっては負担の大きな作業です。

美容院に特化したPOSレジには、顧客情報の管理画面に画像を保存できるタイプもあり、ロットの配置や仕上がりを撮影するだけで記録を残せるので作業効率が向上します。

 

予約管理

サロンの宣伝や検索、予約を提供するサービスを導入している場合に、ネット予約と店舗での電話予約が重なるケースが少なからずあります。

どちらかの予約に時間を変更してもらう交渉が必要になる上、信頼も失いかねない問題です。

予約サイトと連携が可能なPOSレジを導入すれば予約が重なるリスクを抑えられ、業務の効率化が図れます。

 

カウンセリングの効率化

カウンセリング用の子機が付属したり、タブレットと同期できたりするタイプのPOSレジもあるので、カウンセリングの効率化を図れます。

過去の施術後の画像を保存できる機能があれば、現状との違いや当日の施術内容をビジュアル化しやすくなるので、お互いの理解度とイメージの一致度が向上するでしょう。

 

データ分析

来店サイクルや客単価、リピート率などのデータ管理が容易になり、それを基にした分析と対策が講じやすくなります。

年間出生数は80万人を割り込み少子化は歯止めがかからない状況であるにもかかわらず、サロンの施設数は25万件を超え、過去最多を更新し続けています。

来店サイクルの短縮や客単価のアップ、リピート率の向上といった対策の重要性は増しており、データの収集と分析、それを基にした施策は喫緊の課題です。

POSレジは月別や曜日別、施術メニュー別など、詳細なデータの収集と分析が可能なため、サロンの経営戦略に有用です。

 

在庫管理

カラー剤だけでも数百本、パーマ液は対応するダメージやウェーブの形成力などの違いで種類数が多く、前中後の処理剤、シャンプー、トリートメントなど、サロンではさまざまな在庫を管理しなければいけません。

使用した薬剤を補充し、サロンワークが滞らないように管理するのは、忙しい店舗ほど負担の大きな業務です。

在庫管理機能が備わったPOSレジを導入すれば、在庫管理から発注までにかかる時間と手間を削減でき、業務を効率化できます。

 

POSレジの費用相場

POSレジの費用相場は月額1万円前後です。

提供するメーカーやどの程度まで機能を充実させるかによって費用は異なりますが、上記で解説した機能を揃えると月額は1万円前後になるケースが多いでしょう。

ただし、タブレットをサロン側が用意してインストールするサービスは導入費用を抑えられる傾向にありますが、メーカーが提供する本体を購入やレンタルする場合は導入費用が高騰する可能性が高くなります。

月額費用とは別に初期費用や設置費用が必要になるメーカーもあり、その費用は1~100万円以上と幅があります。

機能面では差がつきにくいため、導入を検討する際にはトラブル対応やコンサルタント業務などのサポートサービスの充実度を判断材料にすることが推奨されるでしょう。

 

POSレジ導入の際に活用できる補助金

POSレジを導入すると初期費用と月額費用、保守費用が発生し、これらの費用は中小企業庁の監督のもと運用されている「IT導入補助金」を利用できます。

詳しくは下記の「一般社団法人 サービスデザイン推進協議会」が公開する資料に掲載されていますが、導入費用5~50万円以下であれば4分の3以内の補助金が支給される可能性があります。

無料のPOSレジシステムを利用するためのパソコンやタブレットの購入費用にも適用されるので、デジタル機器を購入する前には活用できる補助金があるか否かを確認しましょう。

補助金を利用する際に重要になるのが、「すでに発生した費用」には適用されないことです。

業務の効率化のためにデジタル機器やサービスが必要である旨の申請をし、審査を通った後に購入して、確認された後に補助金が支給されます。

購入した後の申請は、条件を満たしていても補助金の支給対象外なので注意しましょう。

参照元:一般社団法人 サービスデザイン推進協議会 IT導入補助金2023

 

業務の効率化は労働環境の整備につながる

POSレジはさまざまなサロン業務の効率化に有用です。

効率化が進めば技術やサービスの向上、労働環境の整備に注力でき、ひいては人材の確保や求人の際の強みとして活かせます。

美容業界は慢性的な人手不足に陥っており、改善の兆しは見えていません。

顧客に上質なサービスや技術を提供することはもちろん、「働きたい」と思われる労働環境であることも、サロン経営にとって重要な要素です。

 

POSレジは業務効率化に有用であり、労働環境の整備にも役立つ

POSレジには以下の機能が備わっており、サロン業務の効率化に有用です。

  • 顧客管理
  • 予約管理
  • カウンセリングの効率化
  • データ管理
  • 在庫管理

また、業務が効率化されれば、サービスや技術の向上に注力できる上、労働環境の整備にもつながり人材の確保の面においても魅力的な武器になります。

美容学校からの新卒生や中途採用では人材の確保が難しくなり、「休眠美容師」の活用や「スポットバイト」の導入など、新たな取り組みが必要とされています。

新たな取り組みの第一歩として、デジタル技術を活用した業務の改善・効率化を図ってみてはいかがでしょうか。

 

ライター:ティム(美容師歴20年、現在はフリーランス)

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