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【徹底解説】美容師のスタイリストは歩合制と固定給のどっちが良い?

コラム

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美容師の給与体系は「歩合制」と「固定給」に分かれ、歩合制はさらに細分化されています。

一般企業にはあまり見られない給与体系ですが、美容師にとってどちらが良いのでしょうか?

この記事では、それぞれの給与体系のメリット・デメリット、相場、交渉の可不可について解説します。

 

スタイリストの給与体系が歩合の場合のメリットとデメリット

スタイリストの給与体系が歩合制の場合のメリットとデメリットは、以下のとおりです。

 

歩合制のメリット

歩合制のメリットとして挙げられるのが「大きく稼げる可能性」と「モチベーション」のアップです。

固定給は売上によって給与に変化はありませんが、歩合制であれば売上を上げた分が給与に反映されます。

固定給より高い給与を目指せるうえ、頑張った分が見返りとして得られるのでモチベーションも上がります。

 

歩合制のデメリット

収入が安定しないことが、歩合制のデメリットです。

サロンには繁忙期と閑散期があります。

繁忙期は売上を上げやすく歩合制の給与も多くなりますが、逆に閑散期は給与が少なくなります。

時期に関係なくコンスタントに売上を上げる素晴らしいスタイリストもいますが、多くのスタイリストは繁忙期と閑散期の影響を受けるため給与に波があります。

 

スタイリストの給与体系が固定給の場合のメリットとデメリット

固定給の場合のメリットとデメリットは、以下のとおりです。

 

固定給のメリット

収入の安定性が、固定給のメリットです。

繁忙期や閑散期が給与に影響を与えないため、収入に変動はありません。

 

固定給のデメリット

12月や3月などの繁忙期のサロンワークは忙しく、昼食の時間も確保できないケースもあるでしょう。

残業代を支給するサロンなら営業時間を過ぎた分が給与に反映されますが、そうでない場合は、休憩時間が確保できないほど働いたり、営業時間外まで働いたりしても給与は変わりません。

頑張りが給与に反映されてないこと、またそれが原因となってモチベーションが下がるおそれがあることが固定給のデメリットです。

 

スタイリストの歩合率の相場は?

完全歩合制に近い給与体系を採用しているサロンであれば、アシスタントが付くと20~25%、スタイリスト一人ですべての施術を行うなら40~50%が歩合率の相場です。

スタイリスト一人にアシスタントが1~2人付くサロンは歩合率が低く、スタイリストだけでサロンワークを回すサロンは歩合率が高い傾向にあります。

 

歩合率の交渉は可能?交渉方法を紹介

日本人は「お金の交渉」を避ける傾向にあるため、美容師がサロンオーナーに歩合率アップを交渉するケースは稀です。

しかし、欧州などでは給与交渉は当然の権利であるという考え方が普通であり、給与の交渉は珍しくありません。

ただし、「歩合率を上げてほしい」とサロンオーナーに伝えるだけでは歩合率が上がる可能性は低く、交渉の進め方が重要です。

ポイントになるのがタイミングと計画性であり、「売上が大台に乗る前に交渉→施策を説明→確約を取る」のプロセスで交渉を進めます。

「売上が大台に乗る前に交渉」と「施策を説明」が大切なのは、「歩合率を上げる条件」を設定するためです。

例えば、売上150万円前後のスタイリストが25%の歩合率を30%に上げてほしいと交渉しても、そのまま応じると売上150万円以上のスタイリスト全員の歩合率を上げなければならないため、経営者の立場からすると容易ではありません。

売上100万円前後の段階で売上150万円を突破した際の歩合率アップを交渉し、売上を上げるための施策を説明することで「歩合率を上げる条件」が設定され、交渉したスタイリストのみに適応しやすくなります。

歩合率アップの交渉と条件の設定が恒常化すれば、スタイリスト一人ひとりが売上を上げるための施策に取り組むようになりサロン全体の利益が向上し、サロンにとってもメリットのある交渉になります。

交渉を成功させるコツは、双方にとってメリットがあることです。

 

交渉が難航する場合は転職も選択肢の1つ

とはいえ、どれだけ論理的にメリットを伝え、努力を示しても給与アップに応じないサロンオーナーもいます。

そのような場合には、サロンを移る意味での転職も選択肢の一つです。

以下に、転職の際の注意点と失敗しないコツを紹介します。

 

転職する際の注意点

法律上は退職の意志を伝えて2週間経てば退職できますが、顧客へのあいさつや引き継ぎを考慮すると最低でも1ヶ月、できれば2~3ヶ月前に退職の意志を伝えましょう。

美容業界は狭くうわさが広がりやすいので、円満退職が推奨されます。

また、顧客情報の持ち出しは訴えられかねませんが、顧客が自ら利用するサロンを選ぶことは防げません。

そのため、顧客へのあいさつを済ませておいた方が、SNSやサロン情報から見つけて新しいサロンに通ってもらえる可能性が高くなります。

 

転職に失敗しないコツ

サロンを移ったものの、聞いていた条件や印象と異なり、後悔するケースも珍しくありません。

美容師が転職に失敗しない確実な方法は、実際にサロンワークを体験することです。

サロン全体の技術力や人間関係が把握でき、スタッフから情報を得られれば就職後にギャップが発生するリスクを抑えられます。

サロンに所属したまま他店舗のサロンワークを体験することは容易ではありませんが、「スポットワーク」に取り組めば可能です。

単発の派遣のような働き方であるスポットワークは、定休日や公休日を活用して収入を得ながら他店舗のサロンワークを体験できます。

所属するサロンとは異なる薬剤や技術に触れる機会になり、スキルアップにもつながります。

 

交渉を含めて、歩合制の方が将来性がある!

行き当たりばったりの歩合率アップの要求に応えると、すべてのスタイリストに適応しなければならないのでサロンオーナーも首を縦に振りづらくなります。

大台に乗る前に、売上を上げるための施策を用意することで交渉を進めやすくなります。

それでも歩合率アップに応じてもらえない場合は転職も選択肢に入り、転職に失敗しない方法として「スポットワーク」への取り組みが有用です。

 

ライター:ティム(美容師歴20年、現在はフリーランス)

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