キャッシュレス決済が普及し、導入していないことが経営的な機会の損失につながるケースも少なくありません。
しかし、キャッシュレス決済にも多種多様なサービスがあり、選ぶ基準が分からない経営者もいるのではないでしょうか。
この記事ではサロンオーナーに向け、美容室に適したキャッシュレス決済3選を紹介します。
美容室がキャッシュレス決済を導入するメリット・デメリット
美容室がキャッシュレス決済を導入するメリットとデメリットを、以下に解説します。
キャッシュレス決済を導入するメリット
キャッシュレス決済を導入するメリットは、来店の機会を損失する可能性を抑えられることと、プラスメニューの提案が受け入れられる可能性を上げられる点です。
キャッシュレス決済は利用者にとって支払いの手間を抑えられる以外に、支払った額に応じてポイントが付与されるメリットもあります。
キャッシュレス決済を使えることがサービスや店舗を利用する判断基準になり得るため、使えなければ機会の損失につながるおそれもあります。
また、接客中の提案でプラスメニューを受け入れてもらえたとしても、支払い方法にキャッシュレス決済がないことによってオーダーに至らない原因になるケースもあるでしょう。
「キャッシュレス決済が使えないなら、この美容室はやめておこう」や「プラスメニューに興味はあるけど、キャッシュレス決済を使えないなら手持ちが少ないし諦めよう」といった事態に陥る可能性を抑えられるメリットがあります。
キャッシュレス決済を導入するデメリット
キャッシュレス決済を導入するデメリットは、決済手数料を取られることです。
カード決済をはじめ、現金以外のシステムを利用する決済は数%の手数料がかかります。
また、現金での支払いと異なる点は、振り込まれるまでにタイムラグがあることです。
美容室が導入すべきキャッシュレス決済3選
美容室に適したキャッシュレス決済は、下記の3つです。
- JMS
- Airペイ
- 楽天ペイ
それぞれのキャッシュレス決済について、以下に解説します。
JMS
創業22年のJMS(ジェイ・エム・エス)は、クレジットカードや電子マネー、コード決済など44種に対応する老舗キャッシュレス決済サービスです。
読み取るための端末は代金無料で利用でき、据え置きタイプは月額利用料も無料、モバイルタイプはSIM利用料がかかるため月額693円で利用できます。
入金サイクルは月2回と6回が選べ、月2回は振込手数料0円、月6回は1回ごとの振込手数料が198円です。
一部の決済方法は手数料率が3.74%でしたが、2023(令和5)年4月以降の加盟店は全44ブランドの決済手数料率が3.24%になります。
公式サイト:JMS
Airペイ
AirペイはiPhoneかiPadがあれば0円でカードリーダーを提供してもらえるため、無料で利用できるキャッシュレス決済サービスです。
Android端末は非対応になっています。
公式サイトによると56種の決済ブランドに対応しており、決済手数料率は3.24%、COIN+(コインプラス)のみ1.08%です。
入金サイクルは月3回と6回、振込先に指定する銀行によって入金回数が異なります。
みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行の入金は月6回、その他の金融機関は月3回の入金になり、振込手数料はどちらもかかりません。
ただし、ゆうちょ銀行は振込先に指定できないため注意しましょう。
公式サイト:AirPAY
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楽天ペイ
楽天ペイは振込先が楽天銀行の場合は、翌日振込みで手数料もかからない点が強みです。
端末料金は1万9,800円ですが、無料になるキャンペーンを不定期で開催するので導入のタイミングが重要になります。
決済手数料率は一律3.24%、楽天銀行以外を振込先に指定する場合は入金を依頼した翌日に振り込まれ、手数料が330円かかります。
公式サイト:R Pay
美容室にもデジタル技術の活用が求められる
顧客満足度を高めるため、美容室にはキャッシュレス決済以外のデジタル技術の活用も求められています。
カウンセリング時に活用できるデジタルツールは、仕上がりイメージの共有に有効で満足度の向上につながるでしょう。
顧客データの管理ツールは、スタッフの負担軽減にも有用です。
美容業界では深刻な人材不足が続いていますが、求人サイトや転職エージェントなどのオンライン上の求人媒体は美容室の求人活動にとって必要不可欠になりつつあります。
求職者はオンラインを活用して求職活動に取り組むため、美容室側もオンライン上の求人媒体に適応しなければ、人材確保はますます厳しい状況に陥るからです。
働き方の多様化にも対応しなければならず、一度美容業界から離れた「休眠美容師」を呼び戻すきっかけとして期待されている「スポットバイト」も導入が推奨されるでしょう。
美容室と美容師のマッチングに特化した「びすけっとリンク」のように無料で提供されているサービスもあり、費用を抑えられる求人媒体としても有用です。
美容師のスポットワーク・スポットバイトとは?
スポットワーク、スポットバイトは日にちと時間が指定された仕事を単発で行う働き方です。
隙間時間を有効活用しながら働け、副業として美容師をすることや、違う環境で働くことを経験しやすいといった特徴があります。
また、様々なサロンでの業務経験ができるため、多くの先輩美容師や薬剤に触れる機会が格段に増え美容師としてのスキル向上にも一役買います。
「スポットワーク」で最大限にスキルを磨くための3つのポイント
現役美容師の副業にも復職前の肩慣らしにも適した美容師のスポットワーク・スポットバイトは、びすけっとリンクで簡単に検索できます。
機会の損失を抑えるためキャッシュレス決済は有用
来店やプラスメニューの機会の損失を抑えることにつながるため、美容室にもキャッシュレス決済の導入が推奨されます。
「JMS」「Airペイ」「楽天ペイ」の3つのキャッシュレス決済を紹介しましたが、決済手数料率は3.24%で一律化する傾向にあるため、判断基準は入金サイクルや振込手数料の違いになるでしょう。
顧客の利便性を高め、機会の損失を防ぐために、キャッシュレス決済の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
ライター:ティム(美容師歴20年、現在はフリーランス)
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