おしゃれな職業である美容師は、デザインタトゥーを入れている人をたまに見かけます。
かっこいいと思う反面、日本は海外に比べてタトゥーが良くないものと見られる文化も存在するため「入れても大丈夫なの？」と不安に思っている人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、美容師アシスタントがタトゥーを入れるメリットやデメリットについて解説していきます。
タトゥーを考えている美容師さんの参考になれば嬉しいです。
美容師アシスタントがタトゥーを入れてもOKかはお店によって変わる
結論、当たり前ですが美容師アシスタントがタトゥーを入れても大丈夫かどうかは働いているお店によって変わります。
たとえば客層が若くサブカル文化が根付いているような美容室では許可されていることが多いです。
先輩がすでに入れていたり、お店の就業規則に禁止の旨が書いたりしていなければ問題無いでしょう。
一方で、年齢層が比較的高めで、マナーや規律を重んじる美容室ではタトゥーがよくないとされていることも多いです。
とくに単価が高く格式が高い美容室ではお店のイメージを損ねないために禁止されていることがほとんどです。
自己判断でタトゥーを入れるとお店とのトラブルに発展する可能性もあるため、事前にオーナーや店長に確認してみましょう。
美容師アシスタントがタトゥーを入れても大きく不利にはならない
許可されているお店でタトゥーを入れても、美容師として不利になることはありません。
年々、タトゥーに関する理解は一般的に広がりつつあるため個性として受け取ってもらえたり、自身のブランディングにつながったりもします。
またアーティストやデザイナーなど、クリエイティブな職についている人の中には自身もタトゥーを入れていたり、肯定的な意見を持ったりしている人も多いです。
タトゥーをきっかけに会話が盛り上がることもあるため、将来ヘアメイクなどのクリエイティブな仕事を取りたい人には人脈形成の武器にもなるでしょう。
働く場所は慎重に考える必要がある
働いているお店の方向性や、エリアの文化を蔑ろにしてタトゥーを入れると不利になることがあります。
タトゥーに関する理解が広がってきているのは事実ですが、まだまだ良くない印象を持っている人はたくさんいるのではないでしょうか。
そのためタトゥーを入れる際は事前に働く場所を見極めて、入れても支障がないか判断する必要があります。
たとえば地方の住宅街の美容室など、年配の方や子供がいる家族層が多く来店する場所に勤務している場合はお店から許可が降りなかったり、お客様から敬遠されたりする可能性が高いです。
また近隣の店舗の美容師を見て、タトゥーを入れている人が見当たらない、かなり少ないなどの場合、その地域ではタトゥーが受け入れられていない可能性があります。
一方で東京の原宿や下北沢、大阪の心斎橋などサブカル文化が根付いていて、ファッション好きな若者が多く集まる地域では受け入れられる可能性も高く、実際にタトゥーを入れている美容師も多い印象です。
上記のように働く場所によってはタトゥーが原因で偏見をもたれたり仕事に支障がでたりすることもあるため、働くお店やエリアは慎重に選びましょう。
美容師アシスタントがタトゥーを入れるデメリット
働く場所などをきちんと選べばタトゥーで美容師が不利になることはありません。
しかし、以下のようなデメリットがあることは理解しておく必要があります。
- 就職先が制限される
- 美容師として働けなくなる可能性がある
- 指名してくれる客層が狭くなる それぞれ詳しく解説していきます。
就職先が制限される
タトゥーは一度入れると基本的に消すことは難しくなります。
そのためタトゥーが禁止されている美容室には就職できないと思った方が良いでしょう。
服で隠せる場所に入っている場合、お店に内緒にして採用してもらうことは可能ですが、バレた時に解雇されても文句は言えません。
日本の文化的には、タトゥーが入っているだけで門前払いされる可能性があることは覚えておきましょう。
美容師として働けなくなる可能性がある
タトゥーは体に針を刺して皮膚の下に直接インクを注入します。
そのためHIVやB型肝炎など、血液を介して感染する病気にかかることがあります。
自身の体調が悪くなるのはもちろん、上記のようなウイルスは一度感染すると完全になくなることはないと言われています。
美容師は刃物を扱う仕事であるため、どれだけ注意を払っても業務中に自身の手を切る事故が起こり得ます。
万が一、自身の血液がお客様の目や傷口などの粘膜に付着すれば、お客様の人生を一変させることになりかねません。
そのため美容師として働くのは不可能になると思っておきましょう。
指名してくれる客層が狭くなる
タトゥーを入れると偏見を持っている人から指名をもらうのが難しくなります。
人間性や技術を磨いたりすれば大丈夫と思っている人もいるかもしれませんが、見た目だけで判断されてしまうことがあることを理解しておきましょう。
ただし、売れるのが難しくなるというわけではありません。
スタイルの打ち出し方や勤務先選びを工夫して集客に困らなければ、美容師として成功することは十分可能なので自分次第と考えて良いかと思います。
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タトゥーOKな美容室を探すには？
美容師求人サイトや美容室求人雑誌にタトゥーの可否が載っていることはあまり有りませんが、美容師スポットバイトであれば単発の勤務ですし、働き振りを見て評価されます。
しかも勤務態度が良ければ多少タトゥーがあっても、その後も受け入れてもらえる可能性は高いです。
ただ最初の応募時点では、どの辺にどのくらいの大きさで、何のタトゥーが入っているのか申告した上で可否を仰いだほうが無難です。
全く見えない場所にある場合は特に申告は不要でしょう。
美容師のスポットワーク・スポットバイトとは？
スポットワーク、スポットバイトは日にちと時間が指定された仕事を単発で行う働き方です。
隙間時間を有効活用しながら働け、副業として美容師をすることや、違う環境で働くことを経験しやすいといった特徴があります。
また、様々なサロンでの業務経験ができるため、多くの先輩美容師や薬剤に触れる機会が格段に増え美容師としてのスキル向上にも一役買います。
「スポットワーク」で最大限にスキルを磨くための3つのポイント
現役美容師の副業にも復職前の肩慣らしにも適した美容師のスポットワーク・スポットバイトは、びすけっとリンクで簡単に検索できます。
美容師アシスタントがタトゥーを入れる場合は、将来像をよく考えよう
基本的なことですが、美容師アシスタントがタトゥーを入れてもいいかどうかはお店によって異なります。
タトゥーの有無と美容師としての成否は関係ありませんが、働くお店が制限される、見た目だけで判断されることがあるなどのデメリットがあることは覚えておきましょう。
もしタトゥーを入れたくなったら、将来自分がなりたい美容師像を思い浮かべた上で、ブランディングの方法を変えたり、タトゥーに肯定的なお店に転職したりなどの工夫をしてみてください。
ライター：あゆかっと（びすけっとリンク広報担当 元美容師の経験を生かして皆さまをサポート！）
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