「40代定年説」が出るほど、美容師の40代は現状や将来について悩みを抱える年代です。
しかし従来のような、サロンに勤め続けるか、独立するか、または美容業界から離れるかだけが美容師の選択肢ではありません。
美容師の働き方は多様化が進み、培った経験やスキルを活かして働き方を選んだり、組み合わせたりすることで、収入と自由度を高められます。
この記事では40代の美容師に向け、働き方を選択し、収入と自由度を高める方法について解説します。
40代は将来が不安になる年齢
美容師に限らず、40代になると将来について不安を抱えるようになります。
サロンワークは立ちっぱなしなため体力面に不安を感じたり、退職金制度を導入するサロンが少数派だったりすることなどから、40代の美容師の将来に対する悩みはより深刻です。
しかし、サロンに雇用されるだけが美容師の働き方ではありません。
独立にもリスクを抑えた選択肢があり、20年以上培った経験とスキルがあれば自由に働きながら収入を上げられる可能性があるでしょう。
多様性が増す美容師の働き方
美容師の新しい働き方として、下記の3つが挙げられます。
- 派遣美容師
- 訪問美容サービス
- スポットワーク
それぞれの働き方と多様化する独立の形についての解説は、以下のとおりです。
収入が安定する派遣美容師
美容師の働き方として、派遣契約での雇用が定着しつつあります。
サロンに雇用されるのではなく、派遣会社に登録してサロンに派遣される働き方ですが、メリットは収入の安定とプライベートの時間の確保です。
時給制なので閑散期でも収入が下がることがなく、安定します。
スタイリストであれば時給1,200~1,800円が相場であり、美容業界の深刻な人手不足を背景に賃金の値上げも期待できるでしょう。
サロンに雇用されているとミーティングや後輩の指導など、営業時間外に報酬が発生しない業務があり、美容師の労働環境が悪いとされる要因の一つです。
派遣契約であれば時間外労働手当が付き、サービス残業は派遣会社を通して拒否・抗議ができます。
収入が安定し、プライベートの時間の確保が容易になることが派遣契約を選択するメリットです。
需要が高まる訪問美容サービス
高齢化が進み、サロンに通えない高齢者が増えていることから訪問美容サービスの需要が高まっています。
病気や体が不自由などの理由があれば美容所以外での施術が認められており、自治体によっては許可や申請の必要がない場合もあるので、取り組みやすく需要が見込まれる働き方です。
- 訪問美容サービス
薬剤を使った施術は移動シャンプー台が必要になるので初期費用がかかりますが、カットだけであればコストを抑えて開業できます。
個人で取り組む場合は定休日や公休日を活用し、サロンワークと並行して事業を始め、徐々に設備を整えるとリスクを抑えられるでしょう。
個人での取り組み以外にも、訪問美容サービスを事業展開している企業に就職する選択肢もあります。
組み合わせ方に富んだスポットワーク
単発の派遣のように、サロンが指定する日時にサロンワークに加わるスポットワークには、さまざまな組み合わせ方があります。
サロンに勤めながら副業として取り組んだり、一度美容業界から離れた美容師が復帰のきっかけに取り入れたりするなど、依頼を単発で受ける利点を活かし、スキマ時間から始められます。
サロンに勤めながら副業として取り組む場合は、定休日や公休日をスポットワークに充てるため、体力と精神力を消耗しますが、普段のサロンワークとは異なるスキルや知識、薬剤に触れる機会になり、収入を得ながらスキルアップを図れるでしょう。
スキルと知識を吸収して所属するサロンに活かす好循環になれば、売上アップや新規顧客の開拓も難しくありません。
また、人材不足が続く美容業界は、一度サロンに就職したものの離職した「休眠美容師」に注目しており、復帰のきっかけとして有用なスポットワークを導入するサロンも増加傾向にあります。
求人に美容師スポットワークを検討してみませんか?
求人費用の高騰で求人を諦めているサロンも多いと思いますが、美容師のスポットワーク「びすけっとリンク」をご存知ですか?
手の空いている美容師さんと、忙しい時だけ手伝ってほしい美容室をマッチングするサイトです。
掲載も登録も無料、マッチング費用もかかりません。
- 人を育ててもすぐ辞める
- なかなか求人が集まらない
- フルタイムでのスタッフ人件費が出せない
そんなサロンにはオススメです。
美容師のスポットワーク・スポットバイトとは?
スポットワーク、スポットバイトは日にちと時間が指定された仕事を単発で行う働き方です。
隙間時間を有効活用しながら働け、副業として美容師をすることや、違う環境で働くことを経験しやすいといった特徴があります。
また、様々なサロンでの業務経験ができるため、多くの先輩美容師や薬剤に触れる機会が格段に増え美容師としてのスキル向上にも一役買います。
「スポットワーク」で最大限にスキルを磨くための3つのポイント
現役美容師の副業にも復職前の肩慣らしにも適した美容師のスポットワーク・スポットバイトは、びすけっとリンクで簡単に検索できます。
今の時代は40代の美容師にも選択肢が多い
将来に不安を抱きがちな40代の美容師ですが、働き方の多様化が進み多くの選択肢があります。
サロンに勤めたままでも取り組める新しい働き方や、リスクを抑えた独立の方法など、20年以上のキャリアを活かせば収入や自由度を上げられる選択が可能です。
また、これまで以上に需要の高まりが見込まれる訪問美容サービスなど、厳しい競争を生き抜くためには時代の変化への対応もこれからの美容師には求められるでしょう。
美容師の独立の形もさまざま
スタッフ4~5人規模のサロンで、美容師を雇って独立するのが主流でしたが、独立の形も多様化が進んでいます。
増加傾向にある一人サロンは、狭いテナントでも出店が可能なので開業費用と運転資金を抑えて独立できる点がメリットです。
スタッフは雇用せず、シェアサロンとしてフリーランスの美容師を対象にした営業形態を選択する経営者もいます。
20年以上のキャリアがあり顧客を掴んでいるのであれば、一人サロンやシェアサロンで独立するのも選択肢の一つです。
ライター:ティム(美容師歴20年、現在はフリーランス)
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