今回は美容師として永遠の悩み、簡単にはできない様々なスキルアップについて解説します。
美容師なら誰でもカットがうまくなりたい、お客様に喜んでいただきたいと考えますよね。
その美容師としての理想に近づくためには常に技術を磨きスキルアップすることが求められます。
本記事は美容師としてより成長したい方に向けてお送りします。
美容師としてのスキルアップとは技術だけじゃない?
美容師はカットやパーマ等の技術面のスキルアップのほかに、会話や接客の技術、更にはお客様に気持ちよく過ごしていただくよう雰囲気づくりや環境への配慮も重要な要素です。
今の時代はSNSを駆使して自身の作品、カットモデルのヘアスタイルをアップし集客する技術も求められます。
それらを総合的に実行するには、流行やトレンドのスタイルを取り入れ、お客様に新たなニーズを提供するなど一昔前よりかなり多様しています。
また感覚的なスキルも必要ですが、目に見える資格も非常に有効です。
それらを解説していきますのでぜひ最後までご覧ください。
美容師として磨くべき4つの項目を解説!
カットなどの技術スキル
御存知の通り、美容師とは美容師免許を取得してからすぐにスタイリストとして活躍できるわけではありません。
誰でも最初は美容師アシスタントとして働きながら技術を身に着けていきます。
美容師の技術を身に付けるために、まずは練習あるのみです。
では練習にはどのような練習があるのでしょうか?
お店のカリキュラムに沿った練習
所属する店舗で行われる練習会で先輩方に教えていただくことです。
これが一番オーソドックスで、お金もかからずセンパイから生きた技術を学べる素晴らしい練習です。
練習時間は主に営業前後ですが、お店が暇な時にはセンパイの好意で営業中に行っていただけることがあります。
お店の練習会は本当に重要で、どれだけ真剣に取り組んだかが今後の美容師人生に大きく関わります。
またセンパイやオーナーがお金を稼げる技術を無償で教えてくれることが、どれだけありがたく素晴らしいことか後に身にしみて良くわかります。
この段階にいる方は、感謝の念を忘れず真摯に取り組んで下さい。
講習会での技術習得
殆どが有料だと思いますが、幅広い技術を目にすることができます。
店舗の練習会で一人前になるには十分ですが、より多くの技術やアイディアを見るにはこのような講習会が適しています。
ただ講習会というのは行っただけで身につけた気にさせる性質があります。
講習会で学んだことを持ち帰って自主練習をして自分のものにすることが一番重要です。
カットモデルを使った独学
これは先輩に教えていただいたことや、講習会で学んだことを自分の身にするために行う自主練習です。
ウィッグ(マネキン)のカットだけで得られる技術には限界があり、実際の髪の毛を切らせていただくことで技術は大幅に向上します。
私の経験上、これをやらないとほぼ技術を自分のものにしたとは言えません。
実はカットの技術、カット理論を覚えるのはそんなに難しくは有りませんが、どんな毛髪でも生え癖でも同じように仕上げるのは本当に難しいことなのです。
これが技術の本質と言っても過言ではありません。
そのためには実際の人の毛を多く切って経験値を上げることが最終的には一番重要なことになります。
笑顔で接客という最強のスキル
お客様にとって笑顔で接客していただけるのが美容師選びの重要項目です。
笑顔や接客がお客様にとって心地良いことが指名客になる第一歩です。
また接客技術が高いとお客様との信頼関係を築くことができ、更に知人の紹介などの指名獲得に繋がります。
そんなお客様に求められる接客とは
- 常に笑顔で対応する
- 淀みのない正しい丁寧語を使う
- ヘアスタイルの希望を汲み取れるヒアリング
- お客様の会話を覚え内情を把握し記憶する。
- 社会情勢や一般教養などの知識
- 会話を聞く力
接客に自身がない方は、スタイルのヒアリングや一般教養などは簡単に向上することはできませんが、笑顔で丁寧語を使いお客様の話をよく聞くことはすぐにでも実践できます。
あまり難しいことを考えず、まずはお話を真摯に聞くことから始めることをオススメします。
聞くことにより、ヘアスタイルの悩みやうまく表現できない希望を引き出すことができより良い技術の帝京に繋がります。
美容師は技術を提供する仕事ですが、必ずしも技術だけでは務まらない接客も大切な項目です。
WEBでの集客スキル
集客スキルと言っても現代は多岐にわたりますので、主にWEBについてお話します。
現状サロンでも様々取り組んでいると思いますが、主なものを記載いたします。
ホームページ
今や無いお店は無いと言っても過言ではありません。
ホームページの役割として、お店の情報を自由に発信できるということがありますが、それ以上に求められているのは
- そのお店がその場所で実際に営業しているのか
- 常に情報配信しているのか
- コロコロ店舗名を変える新規開店商法をしてる店じゃないのか
初訪問時は来店前の不安を取り除くため、少しでも事前に確認したいと考えるお客様が相当数いるということです。
一般的にはきちんとしたホームページを準備し情報を配信することが信頼に繋がっていると考えられます。
InstagramやTwitter等のSNS
今や美容師の必須アイテムとなったSNS
運営方法はググればいくらでも出てきますので割愛しますが、一番重要な事は更新頻度を上げることと長く続けること
嘘の情報や炎上するような配信をし、アカウント削除となると今まで積み上げてきたものが無駄になります。
なので自分のアカウントは大切に育てることが重要です。
またSNS集客の上手な美容師がどのような事をしているのか
真似ること、参考にすることも大事です。
沢山の美容師さんのSNSを参考に、習うより慣れろです。
ホットペッパーなどの集客媒体
ホットペッパー離れと言われて久しいですが、まだまだ強力な集客手段ですよね。
ホームページ同様、集客媒体の更新も重要です。
可能であればブログもスタッフ持ち回りで更新することをオススメします。
WEB集客でいちばん大事なことは、お客様が知りたいことは来店をしなくてもサロンの雰囲気やあなたのこと、実際に作ったヘアスタイルを見たいということです。
それ以外、WEBに期待することはありませんので、とにかく更新頻度を上げ長く続けることを心がけて下さい。
トレンドとムーブメントを常に意識し取り入れる
美容業界は次から次へと新しいムーブメントが生まれてトレンドの移り変わりが激しく、現在ではかなり多様化しています。
自分の信念ややりたいスタイルと違えば無理に取り入れる必要はありません。
ただお客様の要望があった場合、トレンドに合わせたヘアスタイルを提供するためにムーブメントを常に把握する必要があります。
ただトレンドを監視すると言っても方法は本当に多様で、これといった的確な方法はありません。
また、美容師だからといって通常業務をこなしながら全てのトレンドを取り入れることはほぼ不可能に近いです。
その為いくつかのWEBサイトや、ファッション雑誌にしぼって情報を取り込む事をオススメします。
またWEB時代ならではの、インフルエンサーや芸能人のSNSチェックも実に有効です。
美容師スポットバイトで様々なスキル向上を図る
ある程度のレベルに達すると、簡単に向上しないのが技術や知識です。
独学やSNSでの情報収集だけでは満足な向上はだんだん得られなくなってきます。
美容師としての頭打ちを感じだときに、店を変えるか講習会へ数多く参加するかなど悩むスタイリストは少なくありません。
スタイリストとして成熟してくると、単純な技術ではなく新しいエッセンスや知識が必要になってきます。
そのような場合、様々な場所でサロンワークを経験できる美容師スポットバイト・スポットワークは非常に有用です。
多くの美容師スキルが見れる
普段所属しているサロン以外の技術を生で見る機会は殆どないと思いますが、美容師スポットバイトで様々なサロンワークに参加することで普段使わない技術や薬剤に触れる機会を得られます。
またスキルの引き出しが増えることで、新しいスキルの組み合わせ方を習得するきっかけになります。
新たなカット手法や薬剤の使用方法、薬剤の種類は増え続けており、所属サロンだけで吸収できる技術量は全体の一部です。
講習でのスキルアップも有用ですが、「美容師のスポットワーク」はサロンワークに直結する実践的なスキルの修得につながります。
新しい顧客層への対応力
「美容師スポットバイト・スポットワーク」は幅広い客層への対応力が身に付きます。
サロンの立地条件によって客層は様々です。
学生街やベッドタウン、駅前や都心部などで接客スキルは異なります。
またヘアスタイルへの要望も異なるため、カウンセリング技術の向上にも役立ちます。
他店舗のサロンワークに加わることで経験の少ない客層への対応力が身に付き、所属するサロンでの接客にも活かせます。
独立やフリーランスとしての活動につながる
「美容師のスポットワーク」は独立やフリーランスとしての活動などの準備に有用です。
様々な現役美容師や経営者にふれることで、スキル以外にも経営に関する生きた情報を交換できます。
また様々な土地での経験は、お店選びの立地や店舗づくりにも役に立ちます。
繋がりが多くなれば、有用な情報を手にしやすくもなるでしょう。
しかも美容師スポットバイト・スポットワークなら収入も得ながら美容師人脈も広がります。
詳しくは以下で説明しておりますので是非参考にして下さい。
美容師が副業として「スポットワーク」に取り組む3つのメリット
美容師のスキルアップに必要な資格を厳選してご紹介!
感覚的なスキルだけではなく、目に見る資格を取得することであなたの活躍の場が一段と広がります。
幅広く美容師として活躍できるように以下の資格取得をオススメいたします。
日本ヘアケアマイスター協会主催。ヘアケアマイスターとは、ヘアケアの知識が豊富で、お客様の毛髪診断を正しく行うことができてアドバイスが的確にできて処置できる、美容師にとって役立つ資格です。
実際にヘアケアマイスターを取得した美容師は、「成分表示を見て内容をしっかり理解した上で使用できるようになった」「お客様の髪の状態に合わせた薬剤選びが可能」と非常に実践的なスキルが得られます。
ヘアカラリスト検定
日本ヘアカラー協会が主催している、ヘアカラーの専門的な技術・知識を習得するためにレベルアップを目指す美容師の検定制度です。
近来は『ヘアカラー専門店』が登場するなど、カラー施術者の需要はますます高まっています。
ヘアカラー専門店はパートや副業での勤務も推奨されており、特に女性が子育て機関に入ってから私生活を重視した働き方ができる有効な手段です。
福祉美容師資格認定
NPO法人日本理美容福祉協会が主催している、ご年配者や体の不自由な方などへの正しい介助方法の知識を身につけた美容師を認定する制度です。
今後高齢化や、要介助者がおしゃれに対する関心が上がってくると考えられるため、訪問美容の需要が高まっておりますます必要とされていく分野といえます。
他にも色彩技能パーソナルカラー検定、日本ネイリスト検定試験など美容師さんが身につけたい役立つ検定がまだまだあります。
ぜひ資格を取得し美容師スキルの向上に役立て下さい。
まとめ
今回は美容師に必要なスキルアップと方法や資格について解説させていただきました。
日々のサロンワークをこなしながら美容師としてスキルアップするためには技術力だけではなく、接客や集客のスキルや資格取得など多くの要素が必要です。
それが活躍の場が多く、沢山のお客様に愛される美容師の第一歩だと思います。
応援しておりますのでぜひ頑張って下さい!
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