美容業界は独特と言われています。
特に美容師アシスタント時代には業界の不文律もわからないままいろいろな経験をしますよね。
嬉しかったことや辛かったことはもちろん、失敗して落ち込むこともあると思います。
そこで今回は、美容師アシスタントなら誰にでもある経験や失敗など「あるある」を思い出しながら紹介します。
現役アシスタントさんはくすっと笑いながら気晴らしに
昔アシスタントさんだった方々は懐かしく読んでいただけると嬉しいです。
美容師のアシスタントあるある【辛いこと編】
手荒れに悩まされる
美容師アシスタントの辛いこととして多いのが「手荒れ」による悩み。
アシスタント時代はどうしてもシャンプーに入ったり、髪を乾かしたりすることが多いため、手が乾燥してしまい、手が荒れてしまう人が多いです。
また、パーマ液が直接手に付くことで引き起こされる手荒れに悩まされる人も多いはず。
痒くて痛くて辛いですが、上手に付き合っていくしかないのが悩みどころです。
先輩美容師におすすめのハンドクリームを教えてもらった経験がある人も多いのではないでしょうか。
ちなみに私の現役時代手荒れ対策の鉄板は馬油一択でした
今でこそカラフルボトルの馬油も増えたけど、私の時代は昔ながらの鬢付け油みたいなパッケージで買うのが恥ずかしかった。
夜寝る前にたっぷり塗ってゴム手袋して寝るのが一番だった
そして彼氏に嫌がられたのも良い思い出w
中々テストに受からない
早起きしてお店に行き、営業後に寝る間も惜しんで練習して望んだ技術テスト。
めちゃくちゃ努力して挑んだのに、あっさり「不合格」と告げられて肩を落とした経験がある人は多いのではないでしょうか。
それが2回、3回と続いて、中々次のステップに進めないと、練習を見てくれている先輩にも申し訳なくなってきて、心が折れそうになる瞬間もありますよね。
同時に、苦労して受かったテストほど喜びが大きかったという人も多いのではないでしょうか。
私はショートグラがなかなか左右揃わなかったのが思い出されます。
特に後ろが揃えるのが難しくて…
今や目をつぶってても切れるくらい練習した!
お金がない
お給料が低くてつらい思いをしている人も多いです。
一人暮らしをしている人の中には日々もやしを食べたり、親から仕送りをもらったりしてなんとか生活している人も多いです。
しかし、美容師である以上おしゃれにも気を使わないといけません。
そのため、お金がないのに洋服なども買わなければならず、生活のやりくりに苦労するのは、美容師ならではのあるあるですね。
古着屋さんを回って着回し考えて、もしかしたらお金がない方が真剣におしゃれ考えるかも。
先輩からお古をいただくのも嬉しかった!
自分の時間がない
営業時間外に練習して、休日もお店が開催しているセミナーのアシスタントをしたり、他店のセミナーに参加したり…
たまの休みは泥のように眠るだけ、起きたら笑っていいともやってるなんて早い方。
気づいたら自分の時間がなくなっているなんてことは、美容師アシスタントにはよくあります。
それでも夜遅くに無理やり時間を作ってアシスタント仲間や専門学校の同級生と飲んだり遊んだり、アクティブな生活を送れるので、不思議です。
寝なくて動けたアシスタント時代、若いって本当に素晴らしいと気づくのはもう少し後です。
美容師のアシスタントあるある【お店で困ったこと編】
トイレにいけない
忙しいときは、トイレに行くタイミングがわかりませんよね。
「今だ!」と思っても、スタイリストに仕事を振られて限界を迎えそうになったことは一度や二度ならず…誰しも経験があるはず。
断ってでもトイレに行きたいところですが、パーマやカラーは少しの時間で加減が変わってしまうので難しいですよね。
そう言えばお店に暗号って有りませんでした?
トイレ行く時は「10番失礼します!」って声かけてからトイレ行くみたいな
ご飯は5番
休憩は1番
買い出しは3番
クレームは7番
みたいなのありませんでした?
ネープを洗う時に頭を持ち上げるお客様
シャンプー中にネープを洗おうとしたらお客様が突然首を持ち上げて… これ、本当に困りますよね。
タイミングよく持ち上げられると襟足からお客様にシャワーをもろに掛けてしまいます。
お客様に正直に言うこともできず、「楽にしていただいて大丈夫ですよ〜」と優しく伝えた経験は誰しもあるのではないでしょうか。
でもこれってお客様の優しさなんですよね。
意外と私もやってもらう時に気を使って上げることが多い
この世の中は優しさでできていると自分には言い聞かせてました。
ちなみに頭を上げるのとは真逆に、首に全く力が入っておらず、「頭ぐらんぐらん」のお客様に困った思い出も…
ドライヤー中はお客様の声が聞こえない
ドライヤー中にお客様が楽しそうに話しているのに全然聞こえないことありますよね。
聞き返して話の腰を折るのが申し訳なく感じてしまって、聞こえているふりをしてなんとなく乗り切った経験がある人は結構いるんじゃないでしょうか。
でもこれはスタイリストになると克服しますよ。
お客様が話し始めたらドライヤの位置や向きを微調整すると聞こえるようになります。
現役の皆さんはそんな特殊能力もこれから身につけていくのです。
余談ですが最近友人のお店でドライヤー借りる時に「ノビー無いの?」と聞くと最近ノビーなんて見ないと悲しき現実
私の時代はノビー(Nobby)一択でした。(うちのお店だけか…?)
休憩がない
予約がいっぱいだと、休憩なんてできませんよね。
立ちっぱなしで足が痛くても、お腹が空いていても、座ったりお昼を食べる時間なんてありません。
特に土日は忙しいことが確定しているのでそもそもお昼を持っていかないなんて人も多いのではないでしょうか。
お昼を食べない代わりにタバコとコーヒー切らさない人多数なのは今も変わらないのでしょうか。
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美容師のアシスタントあるある【失敗したこと編】
カラー剤の作り方
カラー剤の配合を間違えたり、必要以上に大量に作ってしまった経験もあるあるですね。
特に配合を間違えたときは、お客様に迷惑がかかる可能性があるので先輩に叱られたのではないでしょうか。
わかってはいても、たくさんのカラー剤を同時に作るように言われるとテンパってしまいます。
ちなみにオキシ6%を水で薄めて4%作る先輩いませんでした?
だから4.5%は取らなくても良いよと。
正確に測ればそんなに問題無いんだと思いますが、忙しい時に時間取られるのが嫌でした。
オキシなんて腐らないしそんな節約にもならんやん!と心のなかで思ってました。
予約の取り間違い
既に予約が入っているところに新たな予約を入れてしまい「どうやって回すの?」と先輩に怒られることもありますよね。
中にはお客様に折り返し連絡を入れて、予約変更のお願いをして気まずい思いをした経験がある人も多いのではないでしょうか。
今のように予約システムなど無い時代は更に悲惨
新人時代、忙しい時に電話を受けて聞き間違い、書き間違い多数で散々な事もありました。
雑誌のチョイスを間違える
お客様の年齢に合わない雑誌を出して、お客様を「ムッ」とさせてしまったこと、ありますよね。
特に初回のお客様はカルテがないため、正確な年齢が把握できずに見た目で判断するしかなく…最低限失礼にならないように感じた年齢よりちょっと下の世代の雑誌を持っていくのも美容師アシスタントあるあるです。
寝坊
美容師アシスタントは毎日朝早くから夜遅くまで頑張って練習して、営業中は立ちっぱなしでお昼ご飯も食べられず疲れは溜まる一方です。
やる気はめちゃくちゃあるのに疲れ果てて目覚ましが聞こえず寝坊してしまった経験、みんな一回はあるのではないでしょうか。
いや一回どころか私は6日連続遅刻記録を持っています。
一度遅刻すると続く連鎖を克服するのが難しいタイプでした。。。
美容師のアシスタントあるある【嬉しかったこと編】
美容室代がかからない
先輩の練習台になってカットしてもらったりカラーしてもらったりと、美容師アシスタントは美容代にお金がかからないのが嬉しいですよね。
ただし、先輩の練習台なのでたまに好きな髪型にしてもらえないことも…笑
金髪から緑色にされたりパーマグリグリかけられたこともありました。
シャンプーが気持ちいいと言ってもらえる
シャンプーが気持ちいいと言ってもらえると本当に嬉しいですよね。
シャンプーはアシスタントが直接お客様に褒めてもらえる数少ない場面なので、その一言で営業中の疲れや嫌なことも吹っ飛びます。
爪で遊べないなんて不満は一発で忘れちゃいますね。
お客様に気に入ってもらえる
お客様に気に入ってもらえるのは最も嬉しいですね。
お客様はアシスタント目当てでお店に来ているわけではありません。
それなのに、名前を覚えてもらえたり、お世辞でも「デビューしたら切ってよ」なんて言われたりすると、認められたようで思わず口角が上がってしまいます。
美容師はお客様に育ててもらう一面もありますね。
練習に付き合ってくれたモデルがリピートしてくれる
寒い日も暑い日も、休日も営業後も練習のために頑張ってモデルハントして、お店に来てもらって…
そうやって苦労してハントしたモデルが自分の施術に喜んでくれて、次も練習に付き合ってくれるととても嬉しいですよね。
また次も喜ばせようと練習にも気合が入ります。
スタイリストデビューすればすべていい思い出になる
この記事では美容師アシスタントあるあるを紹介しました。
美容師のアシスタントはもちろん楽しくて嬉しいこともいっぱいありますが、薄給で忙しいこともあり、辛いことや苦しいこともたくさんあります。
しかし、いろんなことを乗り越えながら頑張ってスタイリストデビューすれば、さらに楽しい美容師人生が始まります。
今回紹介したあるあるもアシスタント時代、当時苦楽を共にした同期や仲間達と笑って語れる良い思い出となるよう応援しています!
スタイリストデビューへの近道なら美容師のスポットバイトがオススメ!
一日も早くスタイリストになりたい
そのためには毎日の練習が欠かせない…でもウィッグ代もかかるしハサミも欲しい…
最近は可愛いショルダーケースも多いですし同期と差別化したいですよね。
副業したいけど美容師以外の副業は…と悩みはつきませんね。
そんな方には美容師アシスタント歓迎の美容師スポットバイトをオススメします。
美容師スポットバイトはアシスタントを募集しているお店が多いので、アシスタントでも気兼ねなく応募できます。
美容師のスポットバイト、スポットワークとは?
美容師のスポットバイト、スポットワークとは、自分の都合が良い日時だけ依頼されたサロンに出向いて決まった時間だけ美容師をすること。
雇用関係はなくその日だけのスポットワークとなるためスキマ時間に働くことができます。
例えば
- 休みの日に数時間
- 仕事が終わった後に夜型のサロンで閉店まで
- 半休の時の午前中だけ
など、そんな働き方ができるのが美容師のスポットバイト・スポットワークです。
また子育てや介護など、決まった曜日時間で働くのが困難な方でも、ご主人が休みの日やご家族が協力してくれる時だけ気分転換も兼ねて美容師に戻ることも可能です。
美容師と美容室のマッチングなら、利用料無料の「びすけっとリンク」へ
登録も利用も無料のびすけっとリンクは美容師スポットバイトのマッチングに特化しており、しかも応募要項に応じてシャンプーのみOKや、ブロー・ワインディング必須など技術に応じた応募(相談)ができるため、アシスタントでも気軽に応募できます。
しかもスポットバイトなら、通常より時給が高めのお店が多いことも注目です。
美容師スポットバイトは技術や知識の向上にも役立つ
勤務先以外のサロンに出入りできるということは、沢山の美容師の技術や接客を間近で見ることができ、様々な薬品に触れる機会があるということ。
これは講習会などでは得られない生きた技術やコツに触れる貴重な体験にもなります。
「気になるサロンで就業体験ができた」「 普段の職場とは違う環境でこれまでにない経験を積むことができた」という声も聞かれ、自分がどんな仕事でやりがいを感じるのかを再確認できる良い機会になっているそうです。
美容師が副業として「スポットワーク」に取り組む3つのメリット
美容師アシスタントオススメ記事
美容師アシスタントの給料は安い?最短でスタイリストになる方法は〇〇
ライター:あゆかっと(びすけっとリンク広報担当 元美容師の経験を生かして皆さまをサポート!)
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