美容院が忙しくなる週末や繁忙期のみ人手を増やすには、パートが有用です。
しかし、美容室は正社員を募集しても集まりにくい状況が続いており、パートに関しては正社員以上に厳しい状況になっています。
この記事では、美容室にパートが集まりにくい背景や求人を掲載する際のコツ、注意点について解説します。
美容師資格を持ったパートは集まりにくい
飲食店などの仕事とは異なり、美容室で施術に入る場合には国家資格である美容師免許が必要です。
そのため、美容室でパートを募集するのは容易ではありません。
厚生労働省が公開するデータによると、パートを含む美容師の有効求人倍率3.31倍に対して、パートを除いた有効求人倍率は3.26倍です。
パートを除いて集計した方が倍率は下がっており、パートの有効求人倍率が数値を押し上げていることが分かります。
人件費を抑えつつ人手を確保できるパートですが、募集するのは容易ではないため、結果を出すには十分に対策を練って取り組む必要があります。
参考元:厚生労働省 「一般職業紹介状況(令和5年2月分)について」
求人を掲載する前にパートに求める条件と、対象の人物像を把握する
求人を掲載する前に、パートに求める条件などを明確にする必要があります。
パートに求める条件によって求人の掲載媒体が変われば、募集要項も変わるからです。
特に募集要項は求職者の人物像やニーズにマッチしていなければ、応募の可能性は極めて低くなるため重要です。
求める条件として最初に明確にしなければならないのは、施術に入れるか否かになります。
施術に入れるパート
施術に入れるパートを求めるなら、美容師免許を持った人材がターゲットになります。
資格を持っていながら正社員ではなくパートを求職する人物像として考えられるのは、結婚、または子育て中でフルタイム勤務は難しい女性です。
男性美容師がパートとして求職するケースは珍しく、女性美容師がフルタイムで働けない理由として結婚か子育てが挙げられます。
募集要項はこの人物像に合った内容でなければ、応募の可能性が低くなります。
具体的には、子育てしながら働きやすい労働環境を募集要項でアピールできるかがポイントとなります。
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
人気占い師もお値打ち価格
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
受付や掃除などを任せるパート
受付や掃除など、美容師免許を必要としないパートを募集するなら、掲載媒体は総合求人サイトが適しています。
時給はパート先を選ぶ際の重要な判断材料になりますが、設定には注意が必要です。
時給を高くすれば応募が期待できますが、経営を圧迫するうえ、従業員の給与に対して優遇し過ぎると不満が噴出しかねません。
時給を設定する際には従業員の待遇とのバランスを考慮し、特典などで他店舗の求人との差別化を図りましょう。
美容室のパートの求人を掲載する際のコツ
美容室のパートを募集する際には、「募集要項」と「掲載媒体」の2つが反応に影響します。
それぞれのポイントについての解説は、以下のとおりです。
募集要項の基準
上記でも解説したように、パートを募集する際に時給は重要ですが、従業員より優遇し過ぎてはいけません。
しかし、求人サイトの一覧表示では時給が目立つように掲載されるため、他の美容室の募集要項に見劣りするようでは応募の可能性は低くなります。
バランスを考え、地域の美容室が設定している時給の平均値を基準にしましょう。
求人媒体の選び方
オンラインの求人媒体には、サロン専門求人サイトや総合求人サイト、スポットバイトのマッチングサイトなど、さまざまな種類があります。
それぞれの特徴を把握して掲載媒体を選ぶことが重要です。
サロン専門求人サイトは対象を美容師に限定しているため高い反応率が見込めますが、掲載費用が高い傾向にあり、1カ月の短期掲載で50万円以上というケースもあります。
総合求人サイトは比較的掲載費用を抑えられますが、他の業種の掲載が多いため、美容師資格を持たないパートを募集する以外には適さないでしょう。
マッチングサイトは対象を美容室と美容師に絞り、無料で提供されているサービスもあるので、使い方によっては人材確保に有用なツールです。
詳しい内容は後述します。
求人に美容師スポットワークを検討してみませんか?
求人費用の高騰で求人を諦めているサロンも多いと思いますが、美容師のスポットワーク「びすけっとリンク」をご存知ですか?
手の空いている美容師さんと、忙しい時だけ手伝ってほしい美容室をマッチングするサイトです。
掲載も登録も無料、マッチング費用もかかりません。
- 人を育ててもすぐ辞める
- なかなか求人が集まらない
- フルタイムでのスタッフ人件費が出せない
そんなサロンにはオススメです。
美容師のスポットワーク・スポットバイトとは?
スポットワーク、スポットバイトは日にちと時間が指定された仕事を単発で行う働き方です。
隙間時間を有効活用しながら働け、副業として美容師をすることや、違う環境で働くことを経験しやすいといった特徴があります。
また、様々なサロンでの業務経験ができるため、多くの先輩美容師や薬剤に触れる機会が格段に増え美容師としてのスキル向上にも一役買います。
「スポットワーク」で最大限にスキルを磨くための3つのポイント
現役美容師の副業にも復職前の肩慣らしにも適した美容師のスポットワーク・スポットバイトは、びすけっとリンクで簡単に検索できます。
スポットバイトの導入で得られる3つのメリット
美容室と美容師のスポットバイトに特化したマッチングサイト「びすけっとリンク」を例に、3つのメリットを紹介します。
美容師だけに訴求できる
美容室のスポットバイト情報のみを取り扱っているので、美容師だけに訴求できます。
募集要項に求めるスキルを記載するため、美容室と美容師のミスマッチも抑えられるでしょう。
スキルやコミュニケーション能力を確認してからパートに勧誘できる
単発の依頼なので、美容室との相性を見てから継続の打診が可能です。
美容室に勤めながらスポットバイトに取り組んでいる美容師もいるので、強引な勧誘は推奨されません。
しかし、ブランクのある美容師が復帰のきっかけにしたり、子育て中のママさん美容師が取り組んでいたりするケースもあります。
こちらは他の美容室に迷惑がかからないので、美容室との相性が良いならパートとして打診しても問題ありません。
求人コストを抑えられる
「びすけっとリンク」は美容室も美容師も、無料で利用できるサービスです。
そのため、求人にかかるコストを抑えられます。
スポットバイトを導入する際の注意点
スポットバイトを導入する際の注意点として、指定した日時の人手を確保できない可能性が挙げられるでしょう。
土日祝日や繁忙期は他の美容室でもスポットバイトの需要が高まるので、場合によっては人手を確保できない可能性があります。
美容室のパートの募集はハードルが高いため十分な対策が必要!
正社員ではないパートでも、美容室における人材確保は困難です。
美容師免許を持っていながらパートに求職する人の背景を考慮して対策を練ることで、募集の反応率が上がります。
また、求人の掲載媒体の選択も重要です。
費用や特徴を理解したうえで、美容室に合った媒体を選びましょう。
ライター:ティム(美容師歴20年、現在はフリーランス)
#美容室アルバイト #美容師アルバイト #美容師スポットワーク #美容師スポットバイト #びすけっとリンク #ビスケットリンク #びすけっとりんく