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もしもの訴訟トラブルの際に美容室経営を守る!損害賠償保険を解説

コラム

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「カラー剤やパーマ液が原因で、頭皮が荒れた」

「襟や袖が薬剤で汚れた」

このようなトラブルは、どの美容院にもあり得ます。

真摯に受け止め対策を講じることは大切ですが、トラブルが発生する確率をゼロにはできません。

場合によっては高額の賠償金の支払いが必要になるうえ、SNS上で情報が拡散される可能性もあるため、美容室経営にとって影響度の高いトラブルです。

この記事では、賠償金が発生する事故が起こった際に有用な損害賠償保険について解説します。

 

美容室で起こりうる訴訟トラブルとは?

ハサミで体の一部を傷つけるのはもちろん、カラー剤で頭皮が荒れたケースにおいて訴訟が起こった場合、高い確率で美容室側に賠償金の支払い命令が下ります。

なぜなら、カラーをする48時間以上前にパッチテストを実施することが厚生労働省からも通達されているうえ、カラー剤や箱にもその旨が記載されているからです。

実際のサロンワークを考慮すると、48時間のパッチテストを実施してからの施術は難しいですが、頭皮が荒れるなどのトラブルが発生した場合は不利になります。

以下に、訴訟を起こされ賠償金の支払い命令が下った3つの事例を紹介します。

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【事例①】カット中に耳の一部を切り落としてしまい慰謝料220万円の支払い命令

東京都・銀座のサロンで起こった訴訟事例です。

「耳の一部を切り落とした」という状況の程度は分かりませんが、訴えた男性がファッション関係の仕事に就き、精神的な苦痛も認められたことで請求額約330万円のうち220万円が認められました。

他にも耳をかなり深く切った事例で、慰謝料65万円の支払い命令が下ったケースもあります。

 

【事例②】パーマ液で頭皮が荒れ、示談費用などで21万6,000円

パーマ液により頭皮が荒れたというクレームが発生し、示談金と弁護費用で合計21万6,000円かかった事例です。

この事例では訴訟を起こされたわけではなく、相当なクレーマーであったことも加わり、昼夜を問わずサロンワークに支障をきたすほど慰謝料請求の電話がかかってきたため、弁護士に依頼したケースです。

弁護士が対応すると電話は止まり、示談金に応じて事態は収まりました。

 

【事例③】カラー剤で襟元を汚し、賠償金2万7,000円の支払い

カラーの施術時に襟元を汚し、3万円だったシャツは購入から1年弱経っていたため1割差し引かれ、2万7,000円の対物賠償金の支払いとなった事例です。

この他、施術中にお預かりしたアクセサリーを紛失し、賠償金が必要になったケースもあります。

 

美容室が入るべき損害賠償保険は3種類

損害賠償保険にはさまざまな対象や種類があり、美容室に適しているのは以下の3種の保険です。

  • 施設賠償責任保険
  • 生産物賠償責任保険
  • 受託者賠償責任保険

 

個別に加入するのではなく、数種類の損害賠償保険が複合的に備わっていたり、自身で必要な保険を選択したりします。

それぞれの保険についての詳細は、以下のとおりです。

 

施設賠償責任保険

損害賠償保険に加入するなら必須ともいえるのが施設賠償責任保険です。

施設、つまり美容室内において賠償責任が発生する場合に備えた保険になります。

上記の賠償金の支払い事例で紹介したケースに対応しているのが、この保険です。

また、床が濡れているなどでお客様が滑り怪我をした場合にも対応しています。

弁護士特約が付いている損害賠償保険が大半なので、訴訟問題に発展した際の弁護士費用は保険会社が負担してくれます。

ただし、弁護士特約がオプションになっているケースもあるため、加入時に確認しましょう。

 

生産物賠償責任保険

美容院で購入したシャンプーやトリートメントが原因となって肌荒れを起こす場合もあり、その責任は販売した美容室も負わなければなりません。

製造元に責任があると思われがちですが、美容室とメーカー、双方が賠償責任を負います。

販売した商品が原因となって発生した賠償問題に対応しているのが、生産物賠償責任保険です。

 

受託者賠償責任保険

美容室では来店時にアウターを預かったり、施術の前にアクセサリーを外してもらったりします。

お預かりした物を紛失、または破損した場合などに対応しているのが受託者賠償責任保険です。

カバンを傷つけたり、アクセサリーを紛失したりして賠償責任が発生した場合に役立ちます。

 

美容室経営とスタッフをトラブルから守る損害賠償保険

損害賠償保険はその名の通り、賠償問題が発生した際に美容室経営とスタッフをトラブルから守ります。

経営上の観点からはもちろん、安心して働ける労働環境の整備としてもトラブルへの対策は有用です。

美容業界は慢性的な人材不足に陥っており、既存のスタッフの定着や求人活動において労働環境の整備は重要な要因です。

 

労働環境の整備は人材確保の要

若い世代ほど人口が少なく、美容学校の入学・卒業者は停滞しており、そのうえ美容院の施設数は25万件を超え、美容業界の人材不足が解消される見込みは立っていません。

新卒生や中途採用で人材を補強することが難しい状況が続くなか、注目されているのが「休眠美容師」です。

資格やスキルを保有しているものの、待遇や労働環境、生活環境が原因となり業界から離れた「休眠資格者」のひとつです。

保育士の人材不足で注目され、美容業界にもこのような人材は多く、人材不足を解消するキーパーソンとして注目されています。

美容師を辞めた理由に挙げられるのが「不安定な収入」や「厳しい労働環境」などです。

トラブルに対する備えは安心して働ける職場の提供につながり、労働環境の整備として有用です。

 

新しい働き方「スポットワーク」も人材確保の選択肢のひとつ

働き方に多様性が求められるようになり、美容室にも影響が出始めています。

そのひとつが「スポットワーク」です。

指定する日時のサロンワークにスポット参加する働き方を指し、系列店やつながりのある美容室にヘルプに行くことが珍しくない美容業界において普及が進んでいます。

一度美容業界から離れた人材が復帰する際のきっかけとして有用であり、美容室側も土日祝日や繁忙期に絞って人材を補強できるので、双方にとってメリットのある働き方です。

どの美容室にも所属していない美容師であれば就職を打診でき、求人活動としても導入できます。

サロンワークを通じて人となりが分かるため、面接のみで採用を決定するより就職後にギャップが発生するリスクを抑えられます。

 

【無料で人材募集】美容師のスポットワーク・スポットバイトとは?

スポットワーク、スポットバイトは日にちと時間が指定された仕事を単発で行う働き方です。

隙間時間を有効活用しながら働け、副業として美容師をすることや、違う環境で働くことを経験しやすいといった特徴があります。

また、様々なサロンでの業務経験ができるため、多くの先輩美容師や薬剤に触れる機会が格段に増え美容師としてのスキル向上にも一役買います。

「スポットワーク」で最大限にスキルを磨くための3つのポイント

 

サロン経営者であれば逆に人を雇うこともでき、美容師同士の情報交換も可能です。

しかも利用料金は無料、もちろん成功報酬もかかりません。

美容師のスポットバイト未経験の方へ

 

美容室とスタッフを守り、労働環境の整備にもつながる損害賠償保険

美容室経営とスタッフが安心して働ける環境を守るため、損害賠償保険に加入する際には以下の3種類の保険が含まれていることを確認しましょう。

  • 施設賠償責任保険
  • 生産物賠償責任保険
  • 受託者賠償責任保険

訴訟問題や示談金交渉が発生した場合に、費用面の負担を軽減する弁護士特約も重要です。

どれだけ対策を講じてもトラブルの発生リスクをゼロにすることは難しく、ネットにより情報伝達速度が上がり、その情報はいつまでもネット上に残って美容院経営に影響を与えます。

トラブルが発生した際に金銭的な負担を抑えつつ、最善の対策を講じられるように損害賠償保険の加入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

ライター:ティム(美容師歴20年、現在はフリーランス)

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