スタイリストになりたての美容師の給料はどのくらい?収入を上げる方法
スタイリストになれば給料上がる?
歩合の場合、最初は集客大変じゃない?
売上とか集客とか上げる方法を詳しく教えて!
美容師は美容専門学校を卒業してサロンに就職すると、アシスタントとして技術の修得に励みます。
アシスタントの期間は平均3年と言われており、サロンごとの技術チェックを経てスタイリストに昇格します。
では、スタイリストに昇格すると給料はどのくらい上がるのでしょうか?
この記事では、スタイリストになりたての美容師の給料や収入を上げる方法について解説します。
ライター:ティム
美容師歴20年、現在はフリーランス美容師。
サロン勤務の傍ら美容業界の昨今について執筆活動をしています。
スタイリストになりたては固定給が多い
アシスタント期の給与形態は「基本給+技術手当」です。
シャンプーテストに合格すると1,000円、グレイカラーテストに合格すると2,000円といった形で基本給に技術手当が加算されます。
アシスタント期は基本的に固定給であり、スタイリスト昇格直後も固定給を採用しているサロンが大半です。
なぜなら、スタイリスト昇格直後は顧客が付いておらず、歩合制ではアシスタントの給与を下回るからです。
以下に、スタイリストになりたての給与と、顧客が付いてからの給与形態について解説します。
スタイリストになりたての給与
スタイリストになるまでに平均3年かかるとされています。
20歳で美容専門学校を卒業して就職したサロンに勤め続けたとすると、スタイリストに昇格するのは23~24歳です。
厚生労働省が公開する「令和4年賃金構造基本統計調査の概況」によると、美容師を含む「生活関連サービス業」の20代前半の平均月収は20万8,900円となっています。
参照資料:厚生労働省 「令和4年賃金構造基本統計調査の概況」
売上が伸びると給与形態は「固定+歩合」or「完全歩合制」に分かれる
スタイリストになりたては、上記で紹介した20代前半の平均月収20万8,900円ですが、指名客が付き、売上が伸びると給与形態が「固定給+歩合」や「完全歩合制」に変わります。
サロンによって歩合率は異なりますが、「固定給+歩合」であれば歩合率が5~10%、「完全歩合制」なら25~50%が相場です。
「完全歩合制」の歩合率に幅があるのは、アシスタントのサポートを受ける場合は25~30%、すべての施術をスタイリスト一人で請け負うなら40~50%といったように、サロンワークの形によって歩合率が大きく変わるからです。
スタイリストになりたての美容師が収入を上げる方法
スタイリストになりたての美容師の平均月収は、前出の調査対象の16業界中13番目と、恵まれた待遇とは言えません。
しかし、スタイリストになってからもシザーや練習用のウィッグにお金がかかるため、早く収入を上げたいものです。
以下にスタイリストになりたての美容師が収入を増やす方法4選を紹介します。
指名客を増やして完全歩合制にする
まずは基本である指名客を増やし、給与形態を完全歩合制に変更して収入を増やす方法です。
スタイリストになりたては同世代を担当する機会が多く、上の世代とのコミュニケーションの取り方に難がある美容師も見受けられます。
同世代や近い世代だけでも、順調にいけば徐々に指名客数と売上を伸ばせますが、早く収入を上げたいなら上の世代からも指名を取れるようになることが推奨されます。
年齢を重ねると髪は細くなり、ハリとコシが失われるため、ダメージは抑えつつこの課題をクリアするためのスキルとケミカル理論を身につけることで、上の年代からの支持を得やすくなるでしょう。
SNS運用で集客活動
個人で取り組める集客方法として、SNSは有用です。
使い方次第では無料で集客できるので、個人でも費用の負担を気にせず取り組めます。
またサロンが集客した顧客は、店を移る際に奪うとトラブルに発展する可能性が高くなりますが、個人で集客した顧客であればSNS上で告知して移ったサロンに呼んでも問題ありません。
外部講習や美容師専門雑誌でスキルアップ
上記の2つの方法に取り組んでも指名数や売上が伸びないようであれば、スキルや知識の不足が懸念されます。
サロンの技術テストは型がある程度決まっていますが、顧客の要望は十人十色なので幅広く応用が効くスキルが必要になります。
目指す美容師が講師を務める講習を受講したり、美容師専門雑誌やスタイルブックを参考にしたりするなど、スキルアップを図りましょう。
美容師スポットバイトで一石二鳥
スキルの幅を広げつつ、収入も得られる方法として「美容師スポットバイト」への取り組みが推奨されます。
単発の派遣のような働き方である「スポットバイト」は、サロンが指定する日時の業務に参加します。
勤めるサロンとは技術や薬剤、客層が異なるでしょう。
普段とは異なる技術や薬剤に触れることでスキルアップにつながり、対応できる客層も広がります。
スタイリストになりたては収入が少ないので、指名客数と売上を伸ばす対策が必要
スタイリストになりたての20代前半の平均月収は20万8,900円です。
調査対象の16業界中13番目で、決して恵まれた待遇とは言えません。
そのため、早く収入を上げたいなら、紹介した4つの対策に取り組むことが推奨されます。
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- 多くの美容師の技術を見て勉強したい
- 薬剤やケミカルに対して活きた知識を身に着けたい
- 会話を含め実践的な経験を積みたい
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このように考えている美容師さんには美容師スポットワークが有効です。
美容師スポットワークは募集のあったサロンで、指定された日時に仕事を単発で行う働き方です。
様々なサロンを経験でき、新しい技術や薬剤に触れる機会が格段に増えることでスキル向上が期待できます。
またお持ちの技術を活かして収入を得られるのも美容師スポットワークの魅力です。
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